2012/11/21

Paris.

Place: フランス パリ

ひとりのパリ。


ロンドンからパリを訪れると、少しセンチな気分になっちゃうのは何でだろう。
全てのところで英語が伝わるわけではないこの街は、やっぱりどこか心細かった。
スーツケースを持っていると誰かが助けてくれたロンドン。
一方、エレベーターもエスカレーターもなく、大きいスーツケースを階段で運ぶ私の横を、素通りしていくパリ。



「パリは冷たい」



そんな事が言いたいわけじゃない。
そしてそれが不満なわけでもない。
パリはそういう街。
自立を強いられる街。私の目にはいつもそんな風に映る。
それが時に厳しくもあり、格好良く見えたりもする。



「ふぅ。」って、やっと着いたホテルの部屋でため息を漏らしつつも、「あぁ、パリに来たんだな」って満たされていたり。



私が訪れるパリの空は、いつもどんより雲か冷たい雨が降っている。
「雨ばかり」と聞いていたロンドンではあんなに晴れていたのに、パリではあいにくのお天気。
今まで過去に訪れたときも、青空はあまり見れなかった。



相性が悪いのかな。。。



そんな風に思いつつも、雨のパリだって嫌いじゃない。
雨だって、雪だって、ロマンチックに変えてしまうのがパリなんだもん。
雨に濡れた街が、夜になると余計にキラキラして見える。
水たまりに反射して映る街頭なんかも、一つ一つ私をドキドキさせてくれる。



パリに着いたら、やっぱりこれ。
3年ぶりに会いに来たよ。
変わらず眩しいくらい輝くエッフェル塔は、なかなか私を帰してくれませんでした。




毎時0分に5分間だけキラキラと光るエッフェル塔。
その時間に合わせて行ったつもりが、向かっている最中にその時間になっちゃった。



ずーっと見ていたくなるくらい。
東京タワーと違うのは、高層ビルが周りにないため、余計に際だって見える。



夜のパリは、夜のロンドンやニューヨークよりちょっとドキドキした。
治安面がやっぱり全然違うって、着いた早々肌で感じたから。



でも夜こそパリの本領発揮と言わんばかりに、街そのものがもう映画の世界のよう。



セーヌ川にある橋には、こんな風に南京錠が付けられている橋も。
恋人同士がこうやって付けることで、変わらない愛を願うみたい。
南京錠の数だけ、ここで愛を願った恋人達がいたのね。



色がない世界がこんなにも似合う街が、他にあるんだろうか・・・って思うくらい、パリの街はモノクロが似合う。



今回宿泊したホテルは、ノートルダム寺院から徒歩3分。
夜も朝もノートルダム寺院の横を歩いて、6年半前初めて訪れたときの事を思いだしてた。


あの時訪れたのは、2月のパリ。
雪が降り、寒すぎるなか、やっぱり外を歩きたくてひたすら歩いた私たち。
やっと辿り着いたノートルダム寺院の中に入ると、温かい光と静けさの中で、子どもの聖歌隊が歌をうたっていたの。
あの時の感動が忘れられなくて、あの旅での一番の思い出は、エッフェル塔ではなくてノートルダム寺院だったりするくらい。



今回聖歌隊はいなかったけど、久しぶりに訪れることができて嬉しかったです。



3度目であっても、私をドキドキさせてくれたパリ。
家の本棚にはパリの本がいっぱい。
携帯の待ち受けだったエッフェル塔。



こんなに好きなのに、フランス語には一切興味が湧かない謎(-_☆)
英語の音がやっぱり好きなのね、きっと。



何度だって来ちゃう。
ひとりでのパリは、私を少し大人にしてくれました。



サービス面での不便さも、当たり前のようにフランス語を話す事を求められる事も、「あぁ、これがパリだわ」って微笑ましくも思えるくらい。
また少し成長したら、訪れたい。
パリはやっぱり大人の街だから。
大人になること、年を重ねる事を、楽しみにさせてくれる街。



次は何年後かな。




これで、ロンドン&パリの旅行記は終わりです。

また次回からは日常ブログに戻ります(・∀・)





2012/11/18

恋する街、パリ。

Place: フランス パリ

「初めまして」は21歳の誕生日でした。


2度目は24歳の春。
そして3度目となる今回は、27歳の秋。



大好きな街、パリ。



初めて訪れた時から、「きっと何度だってこの街に来る」と思ってた。
友達と訪れた最初のパリ。
お母さんと訪れたちょっぴり贅沢なパリ。
そして今回、ひとりのパリ。



21歳の私には「大人の街」だったパリ。
あれから6年半が経ったいま、「パリの街が似合う女性」に、少しは成長できたかな。




「恋人たちの街」と言えるくらい、「おひとりさま」が似合わない街でもある。
どこへ行くのも「二人」が基本。
それでも「ひとりで歩いてみたい」と思ったのは、パリという街を味わい尽くしたかったからなのかな。



パリの街は、電車に乗るのが勿体ないくらい歩きたくなる。
一つひとつの小道が、何でもない橋が、可愛かったり、ロマンチックだったり、時に切なく映ったりするんだもん。
全ての道に物語があるかのように、どんなに歩いても飽きることのない街。




パリでは、お酒が飲みたくなるから不思議。
背伸びしたくなっちゃうのかな。
夜ごはんを食べにレストランに入って、ご飯と一緒にお酒もオーダー。
日本で一人でお酒飲むことなんてほとんどないのにねヾ( ´ー`)



パンを頬張りながら歩いたり、カフェでパリジェンヌを観察しながらお茶したり。
気の赴くままに歩いて、ちょっと遠回りして違う路地に入ってみたりして。



行きたかったカフェやセレクトショップは、地図を片手にばっちりおさえて。







パリはね、年を重ねれば重ねるほど、楽しめる街だと思う。
20代の今の私よりも、30代、そして40代の私の方がきっとパリの良さを知ることができる。
そんな気がしてる。


治安も良くないし、街は決して綺麗とは言えない。人も都会だからなのか冷たい人も多いし、英語が伝わらない事もあるが故に不便な事もあったりする。
それでもこの街に惹かれるのは、何でだろう。


今はまだその答えが分からない。
言葉で説明することはできないけど、でもいいの。
パリはきっと、これからもずっと私の憧れ。


今回、ひとりでたっぷり堪能したパリ。
次は、大切な人と訪れたいな。


2012/11/13

日帰りオックスフォード。

Place: イギリス オックスフォード

「どこでもドアが欲しい」だなんて、日常生活の中で思うこと沢山ある。
それがあれば、好きなときに好きな場所へ行くことが出来る。それこそ国境なんてないも同然。



だけど、「いかに早く」を重視する日常生活の中でそんな風に思っても、やっぱり「移動時間」って必要。



それに気付かせてくれるのが、旅。



徒歩、バス、電車、船、飛行機。
移動手段によって、かかる時間も出費も違うけど、大きく違うのは、「見える景色」かもしれない。



一人での旅行のときは、とにかく歩く。
何駅も離れている場所にも、歩いていくこともしばしば。万歩計つけてたら、凄い結果が見られそうなくらい。
それは、やっぱりその土地を歩いてじゃないと見れない景色があるから。




歩いて感じる空気。通りすがる人たちの表情。都会の車のクラクションや田舎の静けさ。
歩いているからこそ感じられるものが、沢山ある。
そしてそれらは、旅には不可欠な大切な気づき。



町を歩くことで、その場所を知ることができる。
新しい発見をすることができる。
立ち止まるのも、その道を左に曲がるか右に曲がるかを決めるのも、来た道を戻ることだって、全部自分次第。
まるで人生そのものね(☆。☆)




勿論、現地で電車にも乗ります。
切符を買う機械も、切符そのものも、改札口も全部国によって違うから面白い。
電車の中の過ごし方だって、お国柄が出てたりするものだと思います。
日本で言えば、あれだけ多くの人が電車の中でスマホや携帯、ゲームをいじっているのも、もはや一種の文化でさえあると思う。



移動手段によって、見えるものや感じることが大きく変わってくる。
飛行機に乗るのも、例え12時間のフライトだろうが、私にとってはワクワクするものでしかない。



すっかり大好きになったロンドン。
今回は日帰りで、オックスフォードまで足をのばしてみました。



ロンドンから列車で一時間ちょっと。
列車でのプチ旅行です。



ロンドンに住む友達が、この日だけお仕事がお休みってことで、一緒に行けることに☆
一人旅でありながら、現地に友達がいるとこんな風に楽しめるから嬉しい(・∀・)



いつも使う普通の駅とは違って、出発の駅はそれだけでワクワクしちゃうような大きい駅。
空港も大きな駅も、旅立つ人、帰ってきた人で溢れかえる場所。
楽しい想いや、切ない想いが共存するこの場所には、人の数だけドラマがあるようで、すごく好きです。



オックスフォードまでの切符を買って、電光掲示板で出発時刻を確認。
朝ご飯用に列車で食べるパンとカフェラテを購入して、列車に乗り込みます。





窓側の席で友達と向かい合いながら座って、パンを頬張りながら外を眺める。
この日の天気は、一日中気持ちが良いくらいの晴れ。



「世界の車窓から」の気分に浸り、窓から見る景色とその時に感じた開放感は、忘れられない。
目に映るのは、緑や広大すぎる敷地にいる牛や羊たち。
感動させられるのは何も、特別な景色だけじゃない。
きっと似たような景色は日本のどこかにもあるんだと思う。
だけど違うのは、その場でしか感じられない列車の空気感や、私の「外国にいる」という特別感。そして旅行がもたらしてくれる「開放感」。


なによりも、この日の素晴らしい天気が、私の心を満たしてくれました。





オックスフォードは小さな街で、見るところがぎゅぎゅっと詰まっていて、とてもかわいらしく素敵な街でした。
ハリーポッターが好きな人には、たまらない場所だと思います。
映画で使われた食堂や図書館など、モデルとなった場所が多くあるみたい。




ってことで、コチラ!!






出ました、食堂!!!
ハリーポッター見てる人でも見てない人でも、誰でも知っている、あの食堂です!!
・・・さすがに見てない人は分からないか( °д°)



ハリー達が通った魔法学校の食堂です。
ここはモデルになっただけで、撮影された場所ではないそうですが、それでもちょっぴり感動。
ハリーポッターファンにはたまらないはず☆
私と友達はハリーポッターをかじったくらいにしか観てないので、記憶が曖昧。。。映画で使われた図書館に行っても、どの場面でどこが使われたのか分からず、私達には「ただの図書館」になってました(-_☆)



もう一度DVDで観ようかな。。



ハリーポッターみてなくても、オックスフォードは楽しめます。
可愛い街並みは、ロンドンとはまたちょっと違うかんじ。



歩いていてワクワクする街並みでした。
大好きな雰囲気や建物を見つけたら、素通りするなんてできない。
もう写真を撮ったって、目に焼き付けたって、足りない。
何ならそこのドア開けて、あたかも「住人です」って顔して出てきたい(☆。☆)



実際そんなことは出来ないけど、好きな街や風景、建物に出会ってテンション上がったときは、もう私の頭の中では、ストーリーが映像で流れ始めてたりします。




そしてオックスフォードで欠かせない場所。
クライストチャーチ。




天気が良くて、クライストチャーチが輝いて見えました☆


オックスフォードから帰る列車の中で、今度は夕日が見えました。
ちょうど日が沈む時間帯だったのもあって、敢えて夕日が見える側の席に座ったの。



真っ赤に染まる太陽が、ゆっくりゆっくり沈んでいく。
東京にいたら建物の間からしか見えない沈む太陽も、このときは遮られることなく最後まで見ることができました。



日本時間では既に夜中。
この太陽が、あと数時間後には日本に「朝」を届け、みんなの一日が始まるんだなって思うと、凄く不思議な気持ちになりました。
距離がどんなに離れていても、時差があれど、どこにいても繋がっているんだなって思えた。



だから私は空を眺めるのが好きなのかもしれない。
「繋がってる」って思えるから。



次はパリの旅行記です。
ロンドンの街が大好きになった私だけど、ロンドンの街を歩きながら、何とも不思議な感覚でした。
初めての場所なのに、「来ちゃった!」っていうテンションというより、そこにいることが当たり前であるかのような感覚だった。




そんな不思議な気持ちにさせてくれたロンドン。
きっとまた訪れる。
観光というより、住んでみたいな・・・。
いつか、また。
そのときの私の目に、ロンドンという街がどんな風に映るのか、今から楽しみです。



2012/11/11

大切な時間。in ロンドン

Place: イギリス ロンドン

朝、外を出て青空が目に入ってくると、それだけで特別な一日が始まるような気さえしちゃう。
もうね、空に向かって「ありがとう」って言いたくなっちゃうくらい。



雨の日は「恵みの雨ね」って思いながら、雨の楽しみを見つけるのがすき。
雨の音も、雨で濡れた街の姿を見るのも、いつもとは違った気持ちにさせてくれるから。



それでもやっぱり、旅行中は晴れて欲しいのが本音。
何度も訪れる場所じゃないからこそ、青空の下でその街を楽しみたい。



そんな願いを叶えてくれたロンドン。
あまりに天気がいいから、もっと空に近づきたくなって、ダイアナ元妃が結婚式を挙げたセント・ポール大聖堂の上にも階段で上っちゃった。





朝が大好き。


だから旅行中も起きるの早かった。
朝って、特別な空気が流れてるような気がする。
「朝の顔」ってあると思うの。



その街の朝の顔が見たくて、9時前には宿を出て街へ繰り出す。
ロンドン最後の日は、宿を出て美味しいベーカリーカフェに行ってパンとコーヒーをお持ち帰り。
向かった先は緑がたっぷりな大きな公園。



ベンチに座って、朝ごはん。
ランニングしている人、お散歩してる人、ベンチに仲良く座る老夫婦。


コーヒー片手に時間を忘れてぼーっとする。
何よりも贅沢な時間でした。
贅沢な時間って、お金をかけた時間のことじゃない。
どんなに高いお金を払っても買えない「贅沢な時間」って、ある。



「時間を忘れる」って、やっぱり普段はできない。
週末でも時計を見ないで過ごすことって、難しい。
だから一人で旅行中のときは公園での時間が欲しくなる。



その時間で、頭も心も浄化されて、またチャージされる。
色んな気付きを与えてくれる、大切な時間。



老夫婦が、仲良く腕を絡めて歩く姿がとても愛らしくて、こっそり隠し撮り。


公園には馬もいて、女の子二人が乗馬してた。


ロンドン滞在中、観光名所ももちろん行ったし、大英博物館にもちゃっかり足を運んだりしました。
その合間に可愛いお店を発見したり、行きたかったカフェに行ってみたり。
刺激がたっぷりな街を散策するのは、すごく楽しいし時間がいくらあっても足りないくらいだったけど、それでも公園の時間はやっぱり特別。



きっと何かを教えてくれる。
何か大切なことに気付かせてくれる。
限られた時間で色んな場所に行ったり見たりしたくなるけど、それでも一度立ち止まってゆっくりベンチに座る時間を作ってみるのも、お薦めです。



旅だもん。
目で見て何かに触れることだけが、旅なんじゃない。
縛りを一度解いて、心だけで何かを感じる時間を作ることも、旅に必要なことのような気がします。


少なくとも、私にとっては。
何にも代え難い、大きな意味のある時間でした。


2012/11/09

20代女子。


ロンドン旅行記が続いていますが、ここでちょっぴり脱線。
少し長くなりますが、お付き合い頂ける方はぜひ☆
(2014/2/1 追記:ブログを引っ越したため、以前のブログのこの記事にFacebookのいいね!を100人近く付けてくださったのですが、それを反映することができませんでした・・。いいね!を押してくださった方々、ありがとうございました!)



昨日、恵比寿で開催された20代限定キャリアセミナー「26歳からの人生を切り開く方法」に出席してきました。
登壇者は、トレンダーズの経沢香保子社長と、“はあちゅう”こと伊藤春香さん。



二人の対談形式で行われ、1時間弱の短いものだったけど、内容はとても濃いものでした。
これが無料なんてびっくり。抽選だったから、行けたのはラッキーだったのかな。誘ってくれた友達に感謝♪



26歳で起業した経沢社長。そしてそのトレンダーズへ25歳で転職したはあちゅうさん。



20代女性の抱える悩みは、同じ20代の男性のそれとは大きく異なるものだと思います。
どんなに未来を描いても、やっぱり結婚と出産を無視して考えることは出来ない。
積み重ねてなんぼのキャリアも、女性は出産によってどうしても一時停止ボタンを押されてしまう。



手に職を持っていたり、その人にしかできない仕事を持っていたらまた違うのかもしれないけど、でも多くの人にとって出産前とイコールの働き方をするのはとても難しいもの。



結婚、出産、そして転職。
20代女子に訪れる、「このままでいいのかな」という漠然な迷いは、漠然ではあれど根は深く、食後のデザートと一緒に飲み込めるような、そんな簡単なものじゃないのです。



経沢社長は「30歳までに、仕事で一つでもこれをした!っていう実績が欲しかった」と言っていました。
20代は仕事に没頭していたという経沢社長。美にかける時間などもなく、今よりも10キロも太っていたというから驚き。今の細くて綺麗な経沢社長からは全く想像できない(☆。☆)




経沢社長は新卒でリクルートへ入社。
「女性が男性と肩を並べるには、男性の倍は頑張らないとダメだよ」と、当時は上司にそう言われるのが普通だったそうです。今そんな発言したら、ネットに書き込まれて「差別発言」とかされちゃうね( °д°)



でも結果が数字でダイレクトに出る営業職であれば、結果さえ出せば男性も女性もない!と思ったそうで、リクルート入社後は営業職に。そこでは、飛び込み営業や電話でのアポも一日100件行うほど仕事に没頭する日々を送っていたそうです。



そんな経沢社長のターニングポイントは、楽天市場との出逢い。
経沢社長は3年務めたリクルートを辞め、ベンチャーの楽天市場に転職しました。
楽天の三木谷社長のインタビュー記事が載っていたのを立ち読みし、「ネットで物が買える時代」に惹かれて雑誌に載っていた求人を見つけ、応募したとのこと。



転職して、三木谷社長の間近で多くのことを学べたことが、その後の経沢社長の糧になったそうです。



経沢社長が思う、女性の幸せに必要なものは「仕事、美、パートナーシップ」。
特に仕事での自信が、経沢社長には必要だったそう。
「美は、モデルではないんだから、身だしなみを整えて髪と肌が綺麗であれば、それで良いと思う。」って言葉に、確かにー!って思いました。分相応の美しさってものがありますしね・・・。ま、それでも「可愛くなりたい」と思うのが、オンナゴコロでもありますが(。-人-。)



お金儲けや、何とかして業績を上げようとかっていうのを考えずにいた経沢社長が、5年ほど前に誰にも言わず自分の中で会社を上場させることを決意したそうです。
それは、「会社は永続的であるべき」という想いから。
創業から13年目に入った今年、トレンダーズは東京証券取引所マザーズ市場に新規上場しました。



経沢社長は、女性らしく話の所々で笑うチャーミングさがあるのに、もの凄く強い意志を持ち合わせている方なんだなって思いました。
今ではノマドワーカーという働きも注目される中で、経沢社長はあくまでも「仲間」がいる「会社」というものに魅力を感じているそうです。
たまに一人合宿を決行して、社員名簿を見ながら、社員一人一人を思い出しながら色々と考えるそうです。
愛のかたまりですね(。・ω・)ノ゙



経沢社長は、模索しているときには「本屋に行くこと、人に会うこと、場所を変えること」を勧めていました。
ネットでも本は買えるけれど、本屋で背表紙を見ながら気になるものに手を伸ばしぱらぱら捲ると、求めていた言葉やヒントが載っていたりする。
人に会うことで、見えてくるものがある。
場所を変えることで、景色が変わって普段とは違う意識が生まれる。



この三つは私も完全に同意。
昔から模索しているときには、図書館か本屋さんに行っていました。
漠然とした悩みで、何について悩んでいるのか分からないときでも、本屋に行って手が伸びる本はその時の心が求めているものだったりするものです。
頭でいくら考えても見えてこない時は、本屋に行く、人と話す、移動する。
私の場合はもう一つプラスして、「とにかく書いてみる」。
書くことで、客観視できることも多々あります。少なくとも、私にとっては☆



経沢社長は近くに新しい本を出版されるそうで、そちらの方にも転職時代のことが少し書かれているようです♪
20代に成し遂げたことが、30代で糧になる。
経沢社長のこの言葉に、今の自分としっかり向き合いたくなりました。



そして、はあちゅうこと、伊藤春香さん。


新卒で電通に入社した後、約一年前の25歳で経沢社長の誘いを受けて、トレンダーズへ転職。



会って2回目で引き抜きの話をされたそうですが、それまで転職のことなんて一切考えたこともなかったにも関わらず、一時間後にはYESと返事をしていたというからびっくり。


電通での社会人生活は凄く楽しくて充実していたそうですが、なぜ転職を決意したのか。それは、このまま今の場所で働いた自分の10年後を想像した時に、簡単に想像できたから。どんなにベストな状態で進んでも、「こうなっているんだな」と10年後の自分が見えたそうです。
一方でトレンダーズでの10年後を見たとき、どんな自分になっているのかが想像出来なかった。
これが転職を決めた理由。
想像がつかない、色々な可能性がある方へ進んでみようと、たった一時間で決めたはあちゅう。



ここからは私の勝手な持論ですが。
きっとね、多くの人は「見えない=不安」だと思うの。
そして「変化=不安」だとも思う。
だけど実際に「あの人凄いなぁ」って思う人たちは、良い意味でとどまる事を知らない。
挑戦してなんぼ!っていう意味ではなく、そこには自分の直感を信じる裏付けがあるのだろうけど、それでも「見えない=可能性」「変化=可能性」なんだなって、凄く思います。



考えて考えて、「この橋なら折れない!」っていう確かな橋を作り上げてから渡っていたら、きっと気付い時には、同じように変化が怖い人たちが一緒に渡っている、ただの「みんなの橋」になっているはず。



でもそうではなくて。特別な何かを手にしたいのならば、「動きながら考える」。これが大切なのかなと。
安全な橋が出来てから渡るのではなくて、橋を造りながら前に進む。そうすることで、きっとその橋は、その人だけが進める特別な橋になっているはず。



はあちゅうさんの事は、本を読んだりブログを見たりで前知識があったせいか、経沢社長寄りの記事になっちゃいましたが・・・、でも二人が言っていた「30歳までに」って言葉、きっと会場にいたみんなの胸に色んな意味で突き刺さったんじゃないかなぁって思います。



女性にとって30歳は一つの節目。
転職をするのだって、30を超えれば難しくなってくるのが現状。
だけど、「20代が全てではない」というのも、また事実だと思います。



私が10代のときから自分の中で決めていたというか、思っていた事が一つ。
10代は迷子。
20代はいっぱい転びながら走る。
30代は20代で転んだ分、それが生きてくる。



そんな風に思っていました。
だからね、20代は立ち止まる時間も必要だけど、立ち止まること以上に行動に移すことが大切な時期なのかなって思うのです。



だけど、20代で何か仕事で結果を残さなければダメなんだ!って頑なに思う必要はないかなと。
それは本当に人それぞれで。
その覚悟が出来る人は突っ走るべきだけども、例えば、20代で結婚して出産して仕事どころではなかった女性。仕事で結果が残せなかったから劣るとかでは絶対にない。



生きてきた一つ一つの証を、意味のあるものにするかしないかは、全て自分次第。
学びのない事柄なんて、この世にはないんじゃないかなと思うのです。
見えている景色から、気付きを得て、学びに変えるのはその人次第。



学ぶ人はどんなに小さい事柄からも学ぶし、学ばない人はどんなに大きな失敗からも何も学ばない。
20代の過ぎた年数に「もっとこうしておけば」と嘆くのではなくて、しなかった事も失敗した事もすべて今後の学びにしていけば良い。



30までのタイムリミットを計るのではなくて、30まで例え一年だろうが5年だろうが、「気付いたら30」ではなくて、一歩一歩の足跡がくっきり残るような、そんな歩み方をすれば良い。



20代女子。
そして選択肢が広がった今だからこそ迷路にハマる私たち。



セミナーにいた女の子みんな、何かしらの迷いを抱えていたり、将来を模索している子たちなのかなって思ったり。もちろん、私も含め。



同じ時代に生まれて、今の時代だからできること、今の時代だから難しいこと、色々ある。
迷子になったり、転んだり、辛くて泣いたりすることもあるかもしれない。
それでも、今という時代と、20代という今しかない時間を、苦しいことさえもひっくるめて、楽しんじゃいたいと思っています。



いつか必ず、この迷ったり模索していた事が意味のあるものになる。
これを読むあなたの未来が、素晴らしいものでありますように。
そして、私も自分の手の中にある可能性を信じて、前に進んでいきたいと思います。



2012/11/07

心打たれるロンドンの街。

Place: イギリス ロンドン

人が優しいとね、やっぱり自分も誰かに優しくしたくなる。
誰かが笑顔を見せてくれると、自分も笑顔を返したくなる。
人間って、そういう生き物よね。



ロンドンでは、出逢った人みんなが優しかった。
「嫌な人も沢山いるよ」って、ロンドンに住んでいた親友には言われたし、もちろんそうなんだけどね。




「雨ばかり」と聞いていたなかで、一度も傘をさすことなく過ごせた6日間。
雨は降ったけど、それは私が寝ていた夜中か、お店の中にいた一瞬のこと。
一日中ずーっと晴れていた日もあったほど、天気にも凄く恵まれてた。



初めてのロンドンの街は、やさしかったな。





店員さんも、街で出逢った人も、笑顔が印象的だった。
店員さんのフランクなノリに、思わず会話がしたくなっちゃう。
27歳と言うと、必ずびっくりされるのはアジア顔だから・・・と思いつつ、もしかしたらおチビだから。。
それでも、「その年に見えないから、学割でいいよ!」ってまさかの提案(☆。☆)



ロンドンの電車は、なんでこの大きさにしちゃったの?ってくらい、小さくて。
日本人よりも背が高いのに、みんな混雑しているときは窮屈そうに乗ってた。




ロンドンの電車では、本を読んでる人が多かったな。
頭のてっぺんからつま先までお洒落してた女の子も、可愛いバックから本を取り出して読んでたりして。
外国でよくある車内での飲食がなかったのは、電車が小さくて隣の人との距離が近いせいかな?



ニューヨークやパリでよく遭遇する、電車内で歌をうたう人や演奏する人も見かけなかった。
なんだか電車内の行儀のよさが、ロンドンって街を表しているようでした。



シャーロックホームズをモチーフにした駅の壁も。




ロンドンの街には、可愛いものがいっぱい散りばめられてて、いちいち私の心を鷲掴みしてくるの。
「ずきゅん」って言葉が一番相応しいくらい、「なんて可愛いの!」って何度心の中で叫んだことか。



この下の写真だってその一つ。
タクシーがこんなレトロな形って・・・・可愛いすぎて反則です(-_☆)



タクシーの後ろに映るレトロな建物は、老舗デパートリバティ。
このリバティで、可愛いカードをいっぱい買っちゃった。
友達の誕生日や、お祝いのとき、何か想いを綴りたいとき・・・色々と思い浮かべながら、沢山のカードを購入しました。
海外にいく時には必ずカードをチェック。日本にはない可愛いカードが沢山あって、友達の顔を思い浮かべながら買う時間が、また楽しくて。
ここリバティ以外でも色んな場所でカードを買って、もはや1年は困らないだろうってくらい買い込みました。






こんなところにピアノが。
大きな駅に、ピアノが置いてありました。
「Play me」だなんてヾ( ´ー`)



通りすがりのお兄ちゃんが、綺麗な音色でピアノを弾き始めたときは、みんな足を止めてみてました。
そのあと、人が変わりながらも、ただ通りかかった人が何かを思い出したかのように、さらっと弾いて、また立ち去る・・・っていう。



なんてカッコイイんだ(☆。☆)
私もピアノが弾けたら・・弾けたら・・・私もさらっと弾いて、そして何事もなかったかのように去りたかった(-_☆)




2012/11/02

一歩近づいて。


ずっと前から知ってたけど、興味なんて全然なかった。


いい噂だって聞かないし、むしろ冷たくて、機嫌もコロコロ変わるし、料理も上手じゃないって。
そんな悪い噂ばっかり。


でも、周りの意見は所詮周りの意見なんだよね。
100人良くないって言っても、自分と合わないとは言えない。



やっぱり自分で実際に接してみないと。もしかしたら実際に接したら凄く大好きかもしれないのに、人の意見に振り回されていたら、そんなチャンスも逃しちゃう。



だからね、人の意見に耳を塞いで、一歩近づいてみたの。
そうしたら良いところたーくさん見つけたよ。やっぱり自分の直感を信じて良かったって思えた。


あんなに距離を置いていたけど・・・今ではもう、あなたが大好きよ。















ねぇ、LONDON。











存在感ばっちりの、ビッグベン。
滞在中、何度行ったことか。



橋を渡りながら、何度も後ろを振り返って。
ビッグベンに「バイバイ」して去ろうとしても、どうしても後ろ髪を引かれて。


街の中には、赤い電話ボックス。
いくら携帯の時代とは言え、例え使うことがなかろうとも、この赤い電話ボックスはもうまるでオブジェのようにロンドンの街を更に可愛くしてくれてた。



はじめての場所。
何を見るにも、どこの道を歩くにもワクワクしちゃう。


今回はひとり旅。
観光名所は最小限抑えつつも、あとは気ままに現地にとけ込みながら歩くのが、私の旅スタイル。


観光名所以上に、私のメモには行きたいカフェがいっぱい書かれてた。
「ロンドンで一番美味しいと言われているコーヒーのお店」
「シナモンロールが絶品のお店」
「レシートまでピンクの可愛いケーキのお店」



一人旅のときは、ガイドブックよりも現地に住む人のブログが私の情報源。
そうすると、「日本人が好むお店」というよりは、「現地の人に人気のあるお店」を知ることが出来る気がするの。
私の行く先々では、観光名所以外の場所で日本人にバッタリ!なんてこと、あまりなかったのも、そのせいかもしれない。




できるだけ、現地に染まりたい。
そしてその地の文化を知れるだけ知りたい。
歩きながら、大都会のロンドン、ニューヨーク、東京、それぞれ何がどう違うのかなぁなんて考えたり。



人間観察もやめられない。
ロンドンにはお洒落な女の子が本当にたーくさん。
可愛い子やお洒落な子がいると、チラ見というより、むしろガン見(☆。☆)



電車に乗っていて思ったのは、みんな爪が可愛いってこと。
ロンドンっ子の爪は、赤や紺などの濃い色が短い爪に綺麗に単色塗りされてるの。
それを見て、ドラッグストアで除光液とマニキュアを購入。
日本ではあまりしない、ロンドンバスを思わせる赤を爪にオン。




ロンドンと言えば・・・・チェック柄!
なんて単純な発想・・・と思いつつも、こっそりスーツケースに忍ばせてきた、唯一持っているチェックのワンピース。



だれの為でもなく、誰かに気付いて欲しいわけでもなく、私だけが気付く自分の為の遊び心。
少し手間をかけたり、リンクさせてみたり、そういう事が凄くすき。
そうすることで、さらにワクワクする。



今回宿泊した宿は、住宅街にある本当に普通の一軒家。
宿探しは、いっつも考えちゃう。
立地をとるのか、値段を取るのか、広さ・綺麗さを取るのか。



ロンドンの宿は基本とっても高いです。
色々と考えて、結局予約したのは、中心地から15分ほど離れるけど、口コミが凄く良いっていうところにしました。



2階建ての一軒家は、全部で6室あって一階と二階にお風呂とトイレがあります。
お部屋もキッチンも廊下も全て綺麗。
そしてテラスまであるっていう、最高の宿でした。



トイレ・バス、キッチンは共同で使うものだけど、私が朝早いのか全然人に会わない(笑)
だから「誰かが入ってるから待たないと」ってことも一度もなく過ごすことが出来ました。



キッチンでご飯作ったりしている人もいたくらい、住んでいるように過ごせる場所。
私も、朝出掛ける前にMacを持ってテラス席でメールをチェックしたり。
住宅街だから観光客もいなくて凄くローカルな場所。
中心地のホテルに滞在していたら味わえない、「住んでいるような感覚」を味わうことができました。



一つ言うならば、到着した土曜日と次の日の日曜日が、宿のある最寄り駅を走るラインが終日全ストップ。中心地に行くまで、バスでの移動を余儀なくされた二日間でした(-_☆)



ロンドンバス、なんて可愛いの!!





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