2012/12/31

ありがとうございました!!


2012年がもう少しで終わろうとしています。


私にとっての2012年は、あっという間とは言えないくらいに沢山のことがあり、「あれも今年の話?!」っていうくらいに、濃い濃い一年でした。


模索から始まった2012年。
1月から3月にかけて、頭を抱えるほどに自分の将来について模索していました。


そう、今思うとあれが分かれ道だった。
「転職をしよう」と思い決意した私に「待った!」の声をかけたのは、他の誰でもない、私の心でした。


頭で色々と安全な道を考えたとき、転職をするにはいい時期だと思ったの。
だけど、どうしても何かが引っ掛かる。
何が腑に落ちないのか分からぬまま模索を続けて、聞こえてきたのは「行きたいのはそっちの道じゃないでしょ」っていう心の声でした。


私はいつの間にか「なりたい自分、行きたい道」ではなく、「安全な道」に進もうとしている事に気づきました。
安全な道が悪いわけじゃない。それも一つの選択肢。
だけど、私の心が求めていたのは、そっちの道ではなかった。
そのことを改めて痛感したのが、今年の春でした。


何がしたいのかが見えないまま、転職することを止めた私は、今度は積極的に求めにいきました。
安藤美冬さんがメイン講師を務めた自由大学セルフメディア学をはじめ、色々なセミナーやトークイベントなど、興味を持ったものにひたすら飛び込んでいった上半期。


それによって、私の人生は一気に加速しました。
出会う人が変わり、考えが変わり、そして行動が変わった。


twitterを始めたこと、ブログを一新したこともすごく大きかった。
発信することを意識し続けた一年でした。


そして何といっても、オルタナSとの出逢いは本当に大きかったです。
想いが一つ形になった出来事でした。


本当に沢山の素敵な出逢いがありました!!
そして一方で手放したものもありました。
だけど、どの選択を振り返っても、「これで良かったんだ」と納得できる。


仕事や目標とはまた別に、自分の中でずっと変わりたい部分があったの。
長い時間かかったけど、ようやくその点に関しては、過去の自分に胸を張れるくらいに変われた自分がいる。
そのことが凄く嬉しくて、自分にとって大きな大きな意味のある一年となりました。


うるう年がだった今年は、2012年最終日の今日は、366日目。
366日、一日も無駄な日なんてなかった!と言えるくらい、前へ前へと走り続けた一年でした。


そして2012年に蒔いた沢山の種が、来年どんな風に花を咲かせるのか、今から楽しみです。
何だかずっと2013年が楽しみで仕方なくて、ワクワクが止まらずにいるの。
きっと・・・ううん、絶対、実りの多い一年になる。ってか、する!


2012年に出会った皆さま、そしてずっと前から傍にいてくれるみんな、本当に本当にありがとうございました。
この一年が充実してこうして笑顔で終えることができるのも、本当にみんなのお陰です!!
笑顔にしてくれてありがとう。
話を聞いてくれてありがとう。
傍にいてくれてありがとう。

そして、沢山のハッピーをありがとう。


沢山の感謝を胸に2012年にお辞儀をして、2013年とハグして新しい一年を迎えましょう。


ありがとうございました。
そして2013年も、このブログと大森清香をどうぞよろしくお願いします。


2013年、それぞれのペースで駆け抜けながら、沢山の花を咲かせましょうね^^


2012年12月31日
大森清香 




2012/12/25

Merry Christmas.


小さい頃信じていたサンタさん。


寝ている間にこっそり来て、枕元に素敵なプレゼントを置いていってくれる。


「良い子にしていないとサンタさん来ないよ」なんて言われると、クリスマス近くにはいつも以上にお母さんの言う事聞いたりして。



12月に入ると、サンタさんにお願いしたいプレゼント、真剣に考えてた。
「お願いサンタさん」って願えば、クリスマスの朝起きたら、枕元にちゃんと置いてある気がしたから。


でも、少し大きくなって分かったのは、顔も知らない世界に一人しかいないはずだったサンタさんの正体が、お父さん・お母さんだったってこと。



だけどそれは、サンタさんを信じていた心を裏切られたとかではなかった。
だって本当に、子供の私にとっての「サンタさん」は、両親だったから。


きっとね、「サンタさん」の正体は、それぞれの心の中にある、大切な人。



そして、街中にあるイルミネーションを用意してくれた人も、クリスマスケーキを売っている人も、私たちに沢山笑顔をくれた。
その人たちこそ、サンタさんなんじゃないかって思う。



みんなも、きっと誰かにとってのサンタさんよね。
私も誰かにハッピーを届ける、サンタさんでありたいなヾ( ´ー`)




あなたにとってのサンタさんが、あなたに素敵な時間をプレゼントしてくれますように。



そして、世界中で多くの笑顔が生まれますように。



想いを込めて。
メリークリスマス。





2012/12/18

伝えたいこと。


どうして、「明日はくる」って信じて疑わないんだろう。


そんなことを思わされた、今日。


昼間、用事を済ませてオフィスへ戻ろうと歩いていたとき、私が向かう先に人が倒れているのが見えました。
倒れている人の周りには何人かがいて、救急車がまだ来ていないなかで、応急処置を行っているようでした。



呼びかけに応じない様子。
近くのビルのスタッフと思われる女性が、男性の上の服を脱がせてAEDを使っていました。一般の人でも、救急車が来る前に心臓が止まっている人に電気ショックを行い蘇生させる機械。
だけど、それでも反応しない男性。



倒れている男性の顔を見たら、まだ40か50代くらいのスーツを着た男性でした。



野次馬にしかならない私は、その場を離れましたが、オフィスに戻る道中で色んなことが頭を過ぎりました。
心のざわつきも治まることはなく、一瞬だけ見たその男性の顔が頭から離れなかった。



いつもの月曜日。
「いってきます」と、朝家を出たときには、まさか自分が倒れるなんて想像もしていなかっただろうな。




何で私たちは、「明日が来る」と思っちゃうんだろう。
どうして、「人生80年」だなんて思っちゃうんだろう。



本当は、一秒先だって分からない。
未来がある保証なんてどこにもないのに。



太陽はきっと明日の朝も昇る。
だけど、その太陽を自分が見られるかどうかなんて、分からない。



「今日」が当たり前な顔して来たように、「明日」だって訪れる。
そして明日も、「いってきます」と言って出た家のドアを、夜には「ただいま」って開けるんだろうなって。



そう思っちゃってないかな??


でもそれは、どれも「当たり前」なんかじゃない。
自分の人生が、あと何年残っていて、いつまで生きられるのかなんて誰にも分からない。



そして、それは自分の大切な人たちも同じ。
「また今度言えばいいや」と思っている大切な言葉、ないですか?
「また今度」がある保証なんて、どこにもない。



今日倒れた人も、誰かの旦那さんで、誰かのお父さんかもしれない。
一緒に朝ごはん食べて、お正月の予定の話とかをしていたかもしれない。


そういうこと、忘れたくない。



自分の家族が、自分の大切な人たちが、何事もなく今日も終えられることに、ありがとうって思う。
戦時中じゃないしね、「明日は我が身」と言わんばかりに、危機感を抱くことなんて無理だと思うし、そんなハラハラ感を味わおうだなんて言う気もない。



だけど、事故で亡くなった人たちの名前とかをニュースで聞くたびに思うの。
私の知らないところで、今この瞬間、大切な人を失って悲しんでる人がいるんだなって。



今日があるのは、当たり前な事なんかじゃない。
災害が起きてはじめて、大切な人に「生きていてくれてありがとう」って思うんじゃなくて、何でもない今日を、一緒に迎えられる今日を、ただただ大切に想ってほしい。



「ただいま」って帰ってきた家族を、笑顔で「おかえり」って言って欲しい。
大切な言葉を、「明日でいいや」にしないで、今日伝えてほしい。
それを言いたくても言うことができなかった人が、世界のどこかに必ずいるから。



一日一日を大切にしたい。
一瞬一瞬を愛おしく想いたい。
一つ一つの大事な言葉を、きちんと伝えたい。



今日倒れた男性が、また大切な人に笑顔で会えますように・・・。
「ただいま」ってお家に帰れますように・・・。
助かっていてください。絶対に。



私が迎えるであろう明日に、大切な人たちの笑顔が変わらずそこにありますように。


2012/12/16

人にやさしく。




優しさに触れると、心がほっこり温まる。


そんな優しさをくれるのは、なにも家族や恋人、友達だけじゃない。
日々生活するなかで、本当に沢山の人と接するもの。


コンビニに行けば店員さんと、タクシーに乗れば運転手さんと、駅では駅員さんと。
道を歩いていたって工事のおじちゃんが、そこにはいたり。



名前も知らない、たった一瞬すれ違うだけの人。
2度会うかどうかだって定かじゃない人たちだけど、それでも心をほっこりとさせてくれる瞬間があったりする。



タクシーに乗ったとき、すごく明るい声で接してくれたおじちゃん。
降りるときには、「寒いから、風邪ひかないように気を付けてくださいね!」って言ってくれて、寒さなんて吹っ飛んじゃったりヾ( ´ー`)



大好きなスタバをオフィスに持っていくために朝寄り道。
たまにしか行かない店舗で、久しぶりに行ったにもかかわらず、私が前にオーダーしたものを覚えていてくれててびっくり。



いつもはカプチーノを頼む私だけど、朝は糖分欲しさにティーラテのシロップ多めを頼むことも。
この日もティーラテを頼もうと思っていたんだけど、ティーラテにもいくつか種類があって、前は何頼んだんだっけ・・・って思っていたら、口には出していないのに店員さんが、「前はイングリッシュブレックファーストをシロップ多めで頼まれていましたよ」って言ってくれて。



思わず「すごい!」って言っちゃいました。



小さなサプライズだけど、それが凄く嬉しくて。
その日は朝から「良い日だなぁ」なんて思うほど、ほっこりしました(。・ω・)ノ゙



一方で、嫌なひとだってやっぱり街中にはいたりする。



電車を降りて駅のホームを歩いていたら、その電車に乗ろうとしていた一人の男性が、電車に乗り損ねてしまって発車しようとする電車を足で蹴っているのを目撃したり。



電車内で座っていたら、前の空いた一つの席に座ろうとしていた女の子をどけるような形で、男性が座ったり。



どの場面も、至ってふつーの人なの。2つ目のは、スーツ着た男性だった。



そういう場面をみる度に、何だか考えさせられる。
反面教師というか、「この人、幸せなのかな」って思っちゃうの。



自分のことだけを考えて、人に優しく出来ない人。
人に何かを譲ってあげる余裕がない人。
そういう人は、果たして幸せなのかな?って、思わず「じー」って見ちゃった。
余計なお世話だけどね(☆。☆)



人に優しくしたり、何かを譲ったり、相手の喜ぶ顔が見たかったり。
声をかけるまでもない場合でも、たった一言の「素敵なことば」を伝えられたり。



そういう心のゆとりを持っている人でありたい。


心にゆとりがなければ、やっぱり人には優しくできないものかもしれない。
余裕がなければ、道端で咲いている小さな花に目がいくこともないかもしれない。


もしかしたら、上に書いた人は、忙しくて心のゆとりがなかったのかもしれない。
何かがあって、周りに気配りする余裕なんてなかったのかもしれない。
誰だってそういう時あるものね。



だけど、だからこそ、考えちゃう。
人に優しくできない生き方は、やっぱりしたくないなって。
仕事で忙しくてストレスがかかったり、毎日に忙殺されて自分のことしか考えられなかったり。
笑顔を出せずにいたり、誰かを笑顔にできなかったり。



忙しさと心のゆとりは、必ずしもイコールではないとも思う。
どんなに忙しかったとしても、人への気配りを忘れずにできる人は、やっぱりいるものね。



価値観の問題なのかもしれないけどね、
誰かへ席を譲ったとしても、自分のラッキーや幸せは減らないよ。
むしろ、人に優しくしたら、自分の幸せも同じくらい増えると思う。



人に優しくすることで、誰かに優しくされたときと同じように、心がほっこりするものだと思う。
もちろん人間だもの。仏様のように、なにもかも譲ることはできないし、優しくなれないときだってある。



でも、優しくされて心がほっこりしたあと、私はやっぱりその人のハッピーを願っちゃう。
最初に書いたタクシーの運転手さんや、スタバの店員さんも、120%のありがとうの気持ちと一緒に「あの人にもハッピーが訪れるといいなぁ」って、もう数日前の出来事なのに、これを書いている今だってそう思ってる。



街中で嫌だなぁって思う行動をする人だって、自分の好きな人には凄く優しくしてたりするのかも。
知らない人を「好きな人に接するように優しくする」なんて、無理だと思う。
だけど、知らない人を「誰かにとっての大切な人」って思うことは出来ると思うの。だって本当にそうなんだもん。



自分にも大切な誰かがいるように、そして自分の事を誰かが大切だと想ってくれているように、街行く人にも大切な人はいて、その人を誰よりも大切に想っている家族や人はいる。



自分の大切な人が誰かに傷つけられたら、誰だって嫌よね。それなら、自分も誰かにとっての大切な人を邪険に扱いたくないって思うの。



優しさって連鎖するから。
優しさで心がほっこりした人は、人に優しくなると思うから。



人に優しく。



幼稚園で習った、この「人に優しく」。
大人になって忘れてないかな?
寒い寒い季節だけど、街中で人の優しさの連鎖が生まれたら、それだけで心はポカポカしてくるはず。



そしてまずは私自身が、誰かを笑顔にできる、そんな人でありたいな・・・って思います。


あなたのたった一言で、人を傷つける事もできちゃうけど、誰かの一日をハッピーにさせる事だってできちゃう。
それならやっぱり、素敵なことばで、誰かを笑顔にしたいですよね☆


あと一週間でクリスマスがやってくる♪
楽しみな気持ちを抱きしめて、明日から一週間がんばりましょ(・∀・)



2012/12/12

祝福の先にあるもの。


心からの「おめでとう」を伝えに行ったはずが、逆に「ありがとう」と言いたくなるほどに満たされてしまう。
大切な人の結婚式は、「おめでとう」以上に「ありがとう」が心の中に充満してしまうくらい、幸せを感じるものです。



今年は本当に結婚式が多かった。



7月には、ブラジル人の友達が結婚して、「ブラジルまで結婚式に来て欲しい」と嬉しすぎるお誘いをうけたのだけど、結局出席はお断りして日本から「おめでとう」を伝えました。



12月の頭にあった韓国での結婚式が、私にとって初めての海外の結婚式への出席。</p>
招待状から式に至るまで、全てが日本とは異なります。
一つひとつ違う点を見つけることも、楽しみのひとつでした。


事前に調べて行ったから驚きはなかったものの、それでも実際に見る海外の結婚式は新鮮そのもの。
日本よりも遥かにシンプルかつフランクに行われる、韓国の結婚式。



招待状がなくても出席できるし、むしろ招待状に「出席・欠席」を伝える返信ハガキも付いていない。
ドレスコードだって、ほとんどないようなもの。
ジーンズで来たとしても、浮かないほどです。
むしろ日本のような結婚式用のドレスを着ていくほうが、浮いてしまうかもしれません。



私は、普段も着れるけど、ちょっとしたお出かけに着ていきたいワンピースを着て出席しました。



式が終わり、記念撮影が終わり、食事が終わった人からそそくさと帰っていく・・・という形式。
日本でいう披露宴はなく、食事中には新郎新婦はドレスやタキシードから私服に着替えて、出席者のところをまわったりしています。



これが通常の韓国の結婚式だそう。ホテルなどで大々的に行う場合はもう少し違ってくるらしいけど、殆どの場合がシンプルなものみたい。




この韓国の結婚式の主役、新郎・新婦はワーキングホリデー先のトロントで出会った仲間。
次の日の夜には、日本でお披露目パーティーがあり、そちらにも出席してきました。



新郎が日本人、新婦が韓国人、そして住むところは香港。
長期間の遠距離恋愛を経ての結婚。二人の付き合い始めからずっと見てきたから、すっごく嬉しかったです。


実はトロントで出会った仲間と、ある事を企画していました。
それは、サプライズビデオレター。



トロントの仲間は、日本だけでなく海外にもいます。
なので、10月頃からfacebookのイベントページを立ち上げてみんなに呼びかけを開始。
東京、大阪、愛知、韓国、インドネシア、バンクーバー、トロント。
facebookを普段利用しない人には直接メールにて連絡。




海を越えて企画した、ビデオレター。
みんなから届いた動画メッセージを一つに繋げ、編集し、完成。
私を入れて三人で企画した今回のサプライズプレゼントだけど、その呼びかけに応えてくれたみんなが忙しいなか時間を割いて撮ってくれた動画を見て、一つひとつが凄く愛おしくなりました。



完成したビデオレターを見て、もう感無量。
私に対しての「おめでとう」じゃないのに、私が「ありがとう!」と言いたくなってしまうほど、みんなの想いが詰まったものとなりました。



日本でのお披露目パーティーは、なんと新郎が幹事。
なのでお店に直接連絡をして、何とかセッティングすることができました。
むしろ新郎が幹事だったからこそ、更にサプライズになったのかも。
10分弱の動画を会場で流したとき、二人が喜んでくれて本当に良かった。



日本でのお披露目パーティーには、大阪や愛知からもトロント仲間が集結。
久しぶりに大勢揃い、楽しい楽しい夜となりました。




新郎新婦の笑顔を見たり、その場所にいられたこと、直接「おめでとう」が言えたこと、全てがもう本当に「ありがとう」という言葉しかなくて、「おめでとう」と「ありがとう」で満たされた日でした。



祝福の先にあるものは、やっぱり満たされた気持ち。



誰かに何かをするということで、「ありがとう」と言われたりもするけど、でもそれ以上に「こちらこそ、ありがとう」と言いたくなっちゃう。
「何かしたい」と思う気持ちって、すごく暖かいの。



だからね、「何かしたい」と思わせてくれて、そんな気持ちにさせてくれて、本当にありがとう。



心からの「おめでとう」と、二人の幸せを強く強く願っています。




2012/12/05

韓国・ソウルへ。

Place: 大韓民国 ソウル特別市

綺麗な満月の夜だった28日。
何度も空を見上げながら帰った。



日付が変わって29日。夜明け前に家を出た私は、「おやすみ」と伝えた満月に、「おはよう」を言いながら空港に向かいました。



結局2時間しか寝れなかった。
空港に向いながら、夜が明けていく。
移動中に寝ようと思っていた私は、寝ることよりも「夜が明けていく姿」を楽しむことにしました。


毎日訪れる、夜から朝へと変わる景色。
だけどなかなか見る事が出来ない景色でもある。



眠気なんて吹っ飛ぶくらい、素敵な景色が見れました。
早起きの得は、朝にしか見れない景色が見れることだと思う。そして朝にしか感じる事ができない空気感もそう。



心がすっかり満たされた私に、実はこの後、また素晴らしすぎる景色との出逢いがありました。




この日飛行機に乗って向かったのは、お隣の国・韓国。


短いフライトという事もあって指定していた窓側の席からは、今までで一番最高のフライトと言えるくらい素敵な景色と出会う事が出来ました。



一日が始まったばかりの空を飛びながら、太陽が街をキラキラと照らしている景色を見て、「地球らぶ。」とさえ思った。
なんて素敵なんだろう。なんて綺麗なんだろうって。
街がどんどん遠ざかったあとに見えてきたのは、大きな富士山。
平日の朝8時半のフライト。
全てが愛おしく想えた瞬間でした。



景色を堪能して、映画もちゃっかり一本観てあっという間に到着、金浦空港。
ソウルは3度目だけど、一人で降り立つのは初めて。



雲一つない素晴らしい天気でありながら、マイナス2度というギャップ。
今回は友達の結婚式に出席するために韓国へ。そしてどうせなら早めに韓国入りしちゃおうってことで、2泊3日で行ってきました。



もう3度目だから観光というより、プラプラとのんびりしたいなぁと思い、最初に向かったのはお洒落スポットでもある新沙駅周辺。
お洒落なカフェやお店が並ぶ場所。



お洒落なお店に目移りしながらも、行きたいって思っていたCafe 5cijung カフェ オシジョン に入りました。



ラテを頼んだら、可愛すぎるラテアートに加えてくまさんまでも登場。
そしてスコーンも付いてくるのです。
平日の昼間だから空いていて、一人ほっこりと、冷えた体を温めました。




韓国滞在中は、プラプラと思うままに歩いたり、地下鉄にも沢山乗りました。
日本以上では?!と思うほど、地下鉄ではみんなスマホをいじっていました。
年配の方までもスマホを操作している・・・むしろ、私の隣に座っていたおば様は、スマホで韓国ドラマ観てた(☆。☆)



ちなみに、韓国では先週の金曜日にiPhone5が発売されたようで、韓国の友達に「見せて!」って凄く言われました。サムスンがあるから、日本よりも発売を遅くしているのかな??



趣のある道を歩けば、マイナスの気温だって楽しめちゃう。




一日目の夜は、たまたま韓国に出張に来ていた友達と、その仕事仲間の韓国の方と一緒にご飯。
二日目の夜は、韓国人の友達とみんなで飲みに行きました。久しぶりに会えた友達や、初めましての子もいたりで、すっごく楽しかった!



昼間は一人でぷらり。前回韓国行ったときにも食べたサムゲタンがもう一度食べたくて、行ってきました。
場所は分かるけどお店の名前が分からないです。。
ガイドブックには載っていないけれど、現地の人に人気なサムゲタンのお店。「ガイドブックに載っていない」ということは、日本人もあまり来ないってことで、ミョンドンとかとは違って、日本語は通じません。



韓国語で話すお店の方。
それに対し英語で返す私。
想いは伝わるものです。



初めて韓国を訪れたのは10年前。
まだ「冬のソナタ」が流行る前でした。



二回目に行ったのは、一年半前。東日本大震災の一か月後。


そのときは、韓国のレストランにあるテレビでも、日本の地震や津波の被害のことが報道されていた頃。
私たちが日本人だとわかると、すごく心配をしてくれた東大門のお店のおばちゃん。
上の参鶏湯のお店でも、日本語も英語も話さない店主が、「津波」とだけ言って手を合わせてくれました。
街では、「日本頑張れ」という幕が掲げられていたり。



そして今回、駅で路線図とにらめっこしてる私に、韓国語で話しかけてくれたおじちゃん。
英語で返す私。
韓国語で乗るべき方向を教えてくれた。


お互い話す言葉は何も分からないけど、でも、やっぱり伝わるのよ。


大好きな友達がいる国。
一緒にテーブルを囲って飲んで、そして一緒に笑う。
その時間に国境なんてないし、あるのはただ「出会ってくれてありがとう」という想いだけ。


次はいつになるかな。


きっとまた、友達に会いたくなって韓国行きの飛行機に乗るんだろうな。
韓国人の友達とは、やっぱりどちらかが海を越えないと会えない。
でも、それでもやっぱり会いたい。
まるで遠距離恋愛みたいだけど、お互いが行き来して、きっとこれからもずっと繋がっていくの。


パリ・ロンドンの旅行記が終わって、日常ブログに戻るという話だったのが・・・まさかの韓国旅行記に。笑



そしてパタパタしていて更新頻度が落ちてしまったけど、12月はもっとブログ書きます☆
書いてない間も、多くの方がブログに遊びに来て下さっていたようで、ありがとうございます。
そしてブログを読んで、直接メッセージを下さった方達もいらっしゃって、すごく嬉しかったです!!
寒くなってきたけど、心はポカポカになります^^


本当にありがとうございました(*^ー^)ノ



2012/11/21

Paris.

Place: フランス パリ

ひとりのパリ。


ロンドンからパリを訪れると、少しセンチな気分になっちゃうのは何でだろう。
全てのところで英語が伝わるわけではないこの街は、やっぱりどこか心細かった。
スーツケースを持っていると誰かが助けてくれたロンドン。
一方、エレベーターもエスカレーターもなく、大きいスーツケースを階段で運ぶ私の横を、素通りしていくパリ。



「パリは冷たい」



そんな事が言いたいわけじゃない。
そしてそれが不満なわけでもない。
パリはそういう街。
自立を強いられる街。私の目にはいつもそんな風に映る。
それが時に厳しくもあり、格好良く見えたりもする。



「ふぅ。」って、やっと着いたホテルの部屋でため息を漏らしつつも、「あぁ、パリに来たんだな」って満たされていたり。



私が訪れるパリの空は、いつもどんより雲か冷たい雨が降っている。
「雨ばかり」と聞いていたロンドンではあんなに晴れていたのに、パリではあいにくのお天気。
今まで過去に訪れたときも、青空はあまり見れなかった。



相性が悪いのかな。。。



そんな風に思いつつも、雨のパリだって嫌いじゃない。
雨だって、雪だって、ロマンチックに変えてしまうのがパリなんだもん。
雨に濡れた街が、夜になると余計にキラキラして見える。
水たまりに反射して映る街頭なんかも、一つ一つ私をドキドキさせてくれる。



パリに着いたら、やっぱりこれ。
3年ぶりに会いに来たよ。
変わらず眩しいくらい輝くエッフェル塔は、なかなか私を帰してくれませんでした。




毎時0分に5分間だけキラキラと光るエッフェル塔。
その時間に合わせて行ったつもりが、向かっている最中にその時間になっちゃった。



ずーっと見ていたくなるくらい。
東京タワーと違うのは、高層ビルが周りにないため、余計に際だって見える。



夜のパリは、夜のロンドンやニューヨークよりちょっとドキドキした。
治安面がやっぱり全然違うって、着いた早々肌で感じたから。



でも夜こそパリの本領発揮と言わんばかりに、街そのものがもう映画の世界のよう。



セーヌ川にある橋には、こんな風に南京錠が付けられている橋も。
恋人同士がこうやって付けることで、変わらない愛を願うみたい。
南京錠の数だけ、ここで愛を願った恋人達がいたのね。



色がない世界がこんなにも似合う街が、他にあるんだろうか・・・って思うくらい、パリの街はモノクロが似合う。



今回宿泊したホテルは、ノートルダム寺院から徒歩3分。
夜も朝もノートルダム寺院の横を歩いて、6年半前初めて訪れたときの事を思いだしてた。


あの時訪れたのは、2月のパリ。
雪が降り、寒すぎるなか、やっぱり外を歩きたくてひたすら歩いた私たち。
やっと辿り着いたノートルダム寺院の中に入ると、温かい光と静けさの中で、子どもの聖歌隊が歌をうたっていたの。
あの時の感動が忘れられなくて、あの旅での一番の思い出は、エッフェル塔ではなくてノートルダム寺院だったりするくらい。



今回聖歌隊はいなかったけど、久しぶりに訪れることができて嬉しかったです。



3度目であっても、私をドキドキさせてくれたパリ。
家の本棚にはパリの本がいっぱい。
携帯の待ち受けだったエッフェル塔。



こんなに好きなのに、フランス語には一切興味が湧かない謎(-_☆)
英語の音がやっぱり好きなのね、きっと。



何度だって来ちゃう。
ひとりでのパリは、私を少し大人にしてくれました。



サービス面での不便さも、当たり前のようにフランス語を話す事を求められる事も、「あぁ、これがパリだわ」って微笑ましくも思えるくらい。
また少し成長したら、訪れたい。
パリはやっぱり大人の街だから。
大人になること、年を重ねる事を、楽しみにさせてくれる街。



次は何年後かな。




これで、ロンドン&パリの旅行記は終わりです。

また次回からは日常ブログに戻ります(・∀・)





2012/11/18

恋する街、パリ。

Place: フランス パリ

「初めまして」は21歳の誕生日でした。


2度目は24歳の春。
そして3度目となる今回は、27歳の秋。



大好きな街、パリ。



初めて訪れた時から、「きっと何度だってこの街に来る」と思ってた。
友達と訪れた最初のパリ。
お母さんと訪れたちょっぴり贅沢なパリ。
そして今回、ひとりのパリ。



21歳の私には「大人の街」だったパリ。
あれから6年半が経ったいま、「パリの街が似合う女性」に、少しは成長できたかな。




「恋人たちの街」と言えるくらい、「おひとりさま」が似合わない街でもある。
どこへ行くのも「二人」が基本。
それでも「ひとりで歩いてみたい」と思ったのは、パリという街を味わい尽くしたかったからなのかな。



パリの街は、電車に乗るのが勿体ないくらい歩きたくなる。
一つひとつの小道が、何でもない橋が、可愛かったり、ロマンチックだったり、時に切なく映ったりするんだもん。
全ての道に物語があるかのように、どんなに歩いても飽きることのない街。




パリでは、お酒が飲みたくなるから不思議。
背伸びしたくなっちゃうのかな。
夜ごはんを食べにレストランに入って、ご飯と一緒にお酒もオーダー。
日本で一人でお酒飲むことなんてほとんどないのにねヾ( ´ー`)



パンを頬張りながら歩いたり、カフェでパリジェンヌを観察しながらお茶したり。
気の赴くままに歩いて、ちょっと遠回りして違う路地に入ってみたりして。



行きたかったカフェやセレクトショップは、地図を片手にばっちりおさえて。







パリはね、年を重ねれば重ねるほど、楽しめる街だと思う。
20代の今の私よりも、30代、そして40代の私の方がきっとパリの良さを知ることができる。
そんな気がしてる。


治安も良くないし、街は決して綺麗とは言えない。人も都会だからなのか冷たい人も多いし、英語が伝わらない事もあるが故に不便な事もあったりする。
それでもこの街に惹かれるのは、何でだろう。


今はまだその答えが分からない。
言葉で説明することはできないけど、でもいいの。
パリはきっと、これからもずっと私の憧れ。


今回、ひとりでたっぷり堪能したパリ。
次は、大切な人と訪れたいな。


2012/11/13

日帰りオックスフォード。

Place: イギリス オックスフォード

「どこでもドアが欲しい」だなんて、日常生活の中で思うこと沢山ある。
それがあれば、好きなときに好きな場所へ行くことが出来る。それこそ国境なんてないも同然。



だけど、「いかに早く」を重視する日常生活の中でそんな風に思っても、やっぱり「移動時間」って必要。



それに気付かせてくれるのが、旅。



徒歩、バス、電車、船、飛行機。
移動手段によって、かかる時間も出費も違うけど、大きく違うのは、「見える景色」かもしれない。



一人での旅行のときは、とにかく歩く。
何駅も離れている場所にも、歩いていくこともしばしば。万歩計つけてたら、凄い結果が見られそうなくらい。
それは、やっぱりその土地を歩いてじゃないと見れない景色があるから。




歩いて感じる空気。通りすがる人たちの表情。都会の車のクラクションや田舎の静けさ。
歩いているからこそ感じられるものが、沢山ある。
そしてそれらは、旅には不可欠な大切な気づき。



町を歩くことで、その場所を知ることができる。
新しい発見をすることができる。
立ち止まるのも、その道を左に曲がるか右に曲がるかを決めるのも、来た道を戻ることだって、全部自分次第。
まるで人生そのものね(☆。☆)




勿論、現地で電車にも乗ります。
切符を買う機械も、切符そのものも、改札口も全部国によって違うから面白い。
電車の中の過ごし方だって、お国柄が出てたりするものだと思います。
日本で言えば、あれだけ多くの人が電車の中でスマホや携帯、ゲームをいじっているのも、もはや一種の文化でさえあると思う。



移動手段によって、見えるものや感じることが大きく変わってくる。
飛行機に乗るのも、例え12時間のフライトだろうが、私にとってはワクワクするものでしかない。



すっかり大好きになったロンドン。
今回は日帰りで、オックスフォードまで足をのばしてみました。



ロンドンから列車で一時間ちょっと。
列車でのプチ旅行です。



ロンドンに住む友達が、この日だけお仕事がお休みってことで、一緒に行けることに☆
一人旅でありながら、現地に友達がいるとこんな風に楽しめるから嬉しい(・∀・)



いつも使う普通の駅とは違って、出発の駅はそれだけでワクワクしちゃうような大きい駅。
空港も大きな駅も、旅立つ人、帰ってきた人で溢れかえる場所。
楽しい想いや、切ない想いが共存するこの場所には、人の数だけドラマがあるようで、すごく好きです。



オックスフォードまでの切符を買って、電光掲示板で出発時刻を確認。
朝ご飯用に列車で食べるパンとカフェラテを購入して、列車に乗り込みます。





窓側の席で友達と向かい合いながら座って、パンを頬張りながら外を眺める。
この日の天気は、一日中気持ちが良いくらいの晴れ。



「世界の車窓から」の気分に浸り、窓から見る景色とその時に感じた開放感は、忘れられない。
目に映るのは、緑や広大すぎる敷地にいる牛や羊たち。
感動させられるのは何も、特別な景色だけじゃない。
きっと似たような景色は日本のどこかにもあるんだと思う。
だけど違うのは、その場でしか感じられない列車の空気感や、私の「外国にいる」という特別感。そして旅行がもたらしてくれる「開放感」。


なによりも、この日の素晴らしい天気が、私の心を満たしてくれました。





オックスフォードは小さな街で、見るところがぎゅぎゅっと詰まっていて、とてもかわいらしく素敵な街でした。
ハリーポッターが好きな人には、たまらない場所だと思います。
映画で使われた食堂や図書館など、モデルとなった場所が多くあるみたい。




ってことで、コチラ!!






出ました、食堂!!!
ハリーポッター見てる人でも見てない人でも、誰でも知っている、あの食堂です!!
・・・さすがに見てない人は分からないか( °д°)



ハリー達が通った魔法学校の食堂です。
ここはモデルになっただけで、撮影された場所ではないそうですが、それでもちょっぴり感動。
ハリーポッターファンにはたまらないはず☆
私と友達はハリーポッターをかじったくらいにしか観てないので、記憶が曖昧。。。映画で使われた図書館に行っても、どの場面でどこが使われたのか分からず、私達には「ただの図書館」になってました(-_☆)



もう一度DVDで観ようかな。。



ハリーポッターみてなくても、オックスフォードは楽しめます。
可愛い街並みは、ロンドンとはまたちょっと違うかんじ。



歩いていてワクワクする街並みでした。
大好きな雰囲気や建物を見つけたら、素通りするなんてできない。
もう写真を撮ったって、目に焼き付けたって、足りない。
何ならそこのドア開けて、あたかも「住人です」って顔して出てきたい(☆。☆)



実際そんなことは出来ないけど、好きな街や風景、建物に出会ってテンション上がったときは、もう私の頭の中では、ストーリーが映像で流れ始めてたりします。




そしてオックスフォードで欠かせない場所。
クライストチャーチ。




天気が良くて、クライストチャーチが輝いて見えました☆


オックスフォードから帰る列車の中で、今度は夕日が見えました。
ちょうど日が沈む時間帯だったのもあって、敢えて夕日が見える側の席に座ったの。



真っ赤に染まる太陽が、ゆっくりゆっくり沈んでいく。
東京にいたら建物の間からしか見えない沈む太陽も、このときは遮られることなく最後まで見ることができました。



日本時間では既に夜中。
この太陽が、あと数時間後には日本に「朝」を届け、みんなの一日が始まるんだなって思うと、凄く不思議な気持ちになりました。
距離がどんなに離れていても、時差があれど、どこにいても繋がっているんだなって思えた。



だから私は空を眺めるのが好きなのかもしれない。
「繋がってる」って思えるから。



次はパリの旅行記です。
ロンドンの街が大好きになった私だけど、ロンドンの街を歩きながら、何とも不思議な感覚でした。
初めての場所なのに、「来ちゃった!」っていうテンションというより、そこにいることが当たり前であるかのような感覚だった。




そんな不思議な気持ちにさせてくれたロンドン。
きっとまた訪れる。
観光というより、住んでみたいな・・・。
いつか、また。
そのときの私の目に、ロンドンという街がどんな風に映るのか、今から楽しみです。



2012/11/11

大切な時間。in ロンドン

Place: イギリス ロンドン

朝、外を出て青空が目に入ってくると、それだけで特別な一日が始まるような気さえしちゃう。
もうね、空に向かって「ありがとう」って言いたくなっちゃうくらい。



雨の日は「恵みの雨ね」って思いながら、雨の楽しみを見つけるのがすき。
雨の音も、雨で濡れた街の姿を見るのも、いつもとは違った気持ちにさせてくれるから。



それでもやっぱり、旅行中は晴れて欲しいのが本音。
何度も訪れる場所じゃないからこそ、青空の下でその街を楽しみたい。



そんな願いを叶えてくれたロンドン。
あまりに天気がいいから、もっと空に近づきたくなって、ダイアナ元妃が結婚式を挙げたセント・ポール大聖堂の上にも階段で上っちゃった。





朝が大好き。


だから旅行中も起きるの早かった。
朝って、特別な空気が流れてるような気がする。
「朝の顔」ってあると思うの。



その街の朝の顔が見たくて、9時前には宿を出て街へ繰り出す。
ロンドン最後の日は、宿を出て美味しいベーカリーカフェに行ってパンとコーヒーをお持ち帰り。
向かった先は緑がたっぷりな大きな公園。



ベンチに座って、朝ごはん。
ランニングしている人、お散歩してる人、ベンチに仲良く座る老夫婦。


コーヒー片手に時間を忘れてぼーっとする。
何よりも贅沢な時間でした。
贅沢な時間って、お金をかけた時間のことじゃない。
どんなに高いお金を払っても買えない「贅沢な時間」って、ある。



「時間を忘れる」って、やっぱり普段はできない。
週末でも時計を見ないで過ごすことって、難しい。
だから一人で旅行中のときは公園での時間が欲しくなる。



その時間で、頭も心も浄化されて、またチャージされる。
色んな気付きを与えてくれる、大切な時間。



老夫婦が、仲良く腕を絡めて歩く姿がとても愛らしくて、こっそり隠し撮り。


公園には馬もいて、女の子二人が乗馬してた。


ロンドン滞在中、観光名所ももちろん行ったし、大英博物館にもちゃっかり足を運んだりしました。
その合間に可愛いお店を発見したり、行きたかったカフェに行ってみたり。
刺激がたっぷりな街を散策するのは、すごく楽しいし時間がいくらあっても足りないくらいだったけど、それでも公園の時間はやっぱり特別。



きっと何かを教えてくれる。
何か大切なことに気付かせてくれる。
限られた時間で色んな場所に行ったり見たりしたくなるけど、それでも一度立ち止まってゆっくりベンチに座る時間を作ってみるのも、お薦めです。



旅だもん。
目で見て何かに触れることだけが、旅なんじゃない。
縛りを一度解いて、心だけで何かを感じる時間を作ることも、旅に必要なことのような気がします。


少なくとも、私にとっては。
何にも代え難い、大きな意味のある時間でした。


2012/11/09

20代女子。


ロンドン旅行記が続いていますが、ここでちょっぴり脱線。
少し長くなりますが、お付き合い頂ける方はぜひ☆
(2014/2/1 追記:ブログを引っ越したため、以前のブログのこの記事にFacebookのいいね!を100人近く付けてくださったのですが、それを反映することができませんでした・・。いいね!を押してくださった方々、ありがとうございました!)



昨日、恵比寿で開催された20代限定キャリアセミナー「26歳からの人生を切り開く方法」に出席してきました。
登壇者は、トレンダーズの経沢香保子社長と、“はあちゅう”こと伊藤春香さん。



二人の対談形式で行われ、1時間弱の短いものだったけど、内容はとても濃いものでした。
これが無料なんてびっくり。抽選だったから、行けたのはラッキーだったのかな。誘ってくれた友達に感謝♪



26歳で起業した経沢社長。そしてそのトレンダーズへ25歳で転職したはあちゅうさん。



20代女性の抱える悩みは、同じ20代の男性のそれとは大きく異なるものだと思います。
どんなに未来を描いても、やっぱり結婚と出産を無視して考えることは出来ない。
積み重ねてなんぼのキャリアも、女性は出産によってどうしても一時停止ボタンを押されてしまう。



手に職を持っていたり、その人にしかできない仕事を持っていたらまた違うのかもしれないけど、でも多くの人にとって出産前とイコールの働き方をするのはとても難しいもの。



結婚、出産、そして転職。
20代女子に訪れる、「このままでいいのかな」という漠然な迷いは、漠然ではあれど根は深く、食後のデザートと一緒に飲み込めるような、そんな簡単なものじゃないのです。



経沢社長は「30歳までに、仕事で一つでもこれをした!っていう実績が欲しかった」と言っていました。
20代は仕事に没頭していたという経沢社長。美にかける時間などもなく、今よりも10キロも太っていたというから驚き。今の細くて綺麗な経沢社長からは全く想像できない(☆。☆)




経沢社長は新卒でリクルートへ入社。
「女性が男性と肩を並べるには、男性の倍は頑張らないとダメだよ」と、当時は上司にそう言われるのが普通だったそうです。今そんな発言したら、ネットに書き込まれて「差別発言」とかされちゃうね( °д°)



でも結果が数字でダイレクトに出る営業職であれば、結果さえ出せば男性も女性もない!と思ったそうで、リクルート入社後は営業職に。そこでは、飛び込み営業や電話でのアポも一日100件行うほど仕事に没頭する日々を送っていたそうです。



そんな経沢社長のターニングポイントは、楽天市場との出逢い。
経沢社長は3年務めたリクルートを辞め、ベンチャーの楽天市場に転職しました。
楽天の三木谷社長のインタビュー記事が載っていたのを立ち読みし、「ネットで物が買える時代」に惹かれて雑誌に載っていた求人を見つけ、応募したとのこと。



転職して、三木谷社長の間近で多くのことを学べたことが、その後の経沢社長の糧になったそうです。



経沢社長が思う、女性の幸せに必要なものは「仕事、美、パートナーシップ」。
特に仕事での自信が、経沢社長には必要だったそう。
「美は、モデルではないんだから、身だしなみを整えて髪と肌が綺麗であれば、それで良いと思う。」って言葉に、確かにー!って思いました。分相応の美しさってものがありますしね・・・。ま、それでも「可愛くなりたい」と思うのが、オンナゴコロでもありますが(。-人-。)



お金儲けや、何とかして業績を上げようとかっていうのを考えずにいた経沢社長が、5年ほど前に誰にも言わず自分の中で会社を上場させることを決意したそうです。
それは、「会社は永続的であるべき」という想いから。
創業から13年目に入った今年、トレンダーズは東京証券取引所マザーズ市場に新規上場しました。



経沢社長は、女性らしく話の所々で笑うチャーミングさがあるのに、もの凄く強い意志を持ち合わせている方なんだなって思いました。
今ではノマドワーカーという働きも注目される中で、経沢社長はあくまでも「仲間」がいる「会社」というものに魅力を感じているそうです。
たまに一人合宿を決行して、社員名簿を見ながら、社員一人一人を思い出しながら色々と考えるそうです。
愛のかたまりですね(。・ω・)ノ゙



経沢社長は、模索しているときには「本屋に行くこと、人に会うこと、場所を変えること」を勧めていました。
ネットでも本は買えるけれど、本屋で背表紙を見ながら気になるものに手を伸ばしぱらぱら捲ると、求めていた言葉やヒントが載っていたりする。
人に会うことで、見えてくるものがある。
場所を変えることで、景色が変わって普段とは違う意識が生まれる。



この三つは私も完全に同意。
昔から模索しているときには、図書館か本屋さんに行っていました。
漠然とした悩みで、何について悩んでいるのか分からないときでも、本屋に行って手が伸びる本はその時の心が求めているものだったりするものです。
頭でいくら考えても見えてこない時は、本屋に行く、人と話す、移動する。
私の場合はもう一つプラスして、「とにかく書いてみる」。
書くことで、客観視できることも多々あります。少なくとも、私にとっては☆



経沢社長は近くに新しい本を出版されるそうで、そちらの方にも転職時代のことが少し書かれているようです♪
20代に成し遂げたことが、30代で糧になる。
経沢社長のこの言葉に、今の自分としっかり向き合いたくなりました。



そして、はあちゅうこと、伊藤春香さん。


新卒で電通に入社した後、約一年前の25歳で経沢社長の誘いを受けて、トレンダーズへ転職。



会って2回目で引き抜きの話をされたそうですが、それまで転職のことなんて一切考えたこともなかったにも関わらず、一時間後にはYESと返事をしていたというからびっくり。


電通での社会人生活は凄く楽しくて充実していたそうですが、なぜ転職を決意したのか。それは、このまま今の場所で働いた自分の10年後を想像した時に、簡単に想像できたから。どんなにベストな状態で進んでも、「こうなっているんだな」と10年後の自分が見えたそうです。
一方でトレンダーズでの10年後を見たとき、どんな自分になっているのかが想像出来なかった。
これが転職を決めた理由。
想像がつかない、色々な可能性がある方へ進んでみようと、たった一時間で決めたはあちゅう。



ここからは私の勝手な持論ですが。
きっとね、多くの人は「見えない=不安」だと思うの。
そして「変化=不安」だとも思う。
だけど実際に「あの人凄いなぁ」って思う人たちは、良い意味でとどまる事を知らない。
挑戦してなんぼ!っていう意味ではなく、そこには自分の直感を信じる裏付けがあるのだろうけど、それでも「見えない=可能性」「変化=可能性」なんだなって、凄く思います。



考えて考えて、「この橋なら折れない!」っていう確かな橋を作り上げてから渡っていたら、きっと気付い時には、同じように変化が怖い人たちが一緒に渡っている、ただの「みんなの橋」になっているはず。



でもそうではなくて。特別な何かを手にしたいのならば、「動きながら考える」。これが大切なのかなと。
安全な橋が出来てから渡るのではなくて、橋を造りながら前に進む。そうすることで、きっとその橋は、その人だけが進める特別な橋になっているはず。



はあちゅうさんの事は、本を読んだりブログを見たりで前知識があったせいか、経沢社長寄りの記事になっちゃいましたが・・・、でも二人が言っていた「30歳までに」って言葉、きっと会場にいたみんなの胸に色んな意味で突き刺さったんじゃないかなぁって思います。



女性にとって30歳は一つの節目。
転職をするのだって、30を超えれば難しくなってくるのが現状。
だけど、「20代が全てではない」というのも、また事実だと思います。



私が10代のときから自分の中で決めていたというか、思っていた事が一つ。
10代は迷子。
20代はいっぱい転びながら走る。
30代は20代で転んだ分、それが生きてくる。



そんな風に思っていました。
だからね、20代は立ち止まる時間も必要だけど、立ち止まること以上に行動に移すことが大切な時期なのかなって思うのです。



だけど、20代で何か仕事で結果を残さなければダメなんだ!って頑なに思う必要はないかなと。
それは本当に人それぞれで。
その覚悟が出来る人は突っ走るべきだけども、例えば、20代で結婚して出産して仕事どころではなかった女性。仕事で結果が残せなかったから劣るとかでは絶対にない。



生きてきた一つ一つの証を、意味のあるものにするかしないかは、全て自分次第。
学びのない事柄なんて、この世にはないんじゃないかなと思うのです。
見えている景色から、気付きを得て、学びに変えるのはその人次第。



学ぶ人はどんなに小さい事柄からも学ぶし、学ばない人はどんなに大きな失敗からも何も学ばない。
20代の過ぎた年数に「もっとこうしておけば」と嘆くのではなくて、しなかった事も失敗した事もすべて今後の学びにしていけば良い。



30までのタイムリミットを計るのではなくて、30まで例え一年だろうが5年だろうが、「気付いたら30」ではなくて、一歩一歩の足跡がくっきり残るような、そんな歩み方をすれば良い。



20代女子。
そして選択肢が広がった今だからこそ迷路にハマる私たち。



セミナーにいた女の子みんな、何かしらの迷いを抱えていたり、将来を模索している子たちなのかなって思ったり。もちろん、私も含め。



同じ時代に生まれて、今の時代だからできること、今の時代だから難しいこと、色々ある。
迷子になったり、転んだり、辛くて泣いたりすることもあるかもしれない。
それでも、今という時代と、20代という今しかない時間を、苦しいことさえもひっくるめて、楽しんじゃいたいと思っています。



いつか必ず、この迷ったり模索していた事が意味のあるものになる。
これを読むあなたの未来が、素晴らしいものでありますように。
そして、私も自分の手の中にある可能性を信じて、前に進んでいきたいと思います。



2012/11/07

心打たれるロンドンの街。

Place: イギリス ロンドン

人が優しいとね、やっぱり自分も誰かに優しくしたくなる。
誰かが笑顔を見せてくれると、自分も笑顔を返したくなる。
人間って、そういう生き物よね。



ロンドンでは、出逢った人みんなが優しかった。
「嫌な人も沢山いるよ」って、ロンドンに住んでいた親友には言われたし、もちろんそうなんだけどね。




「雨ばかり」と聞いていたなかで、一度も傘をさすことなく過ごせた6日間。
雨は降ったけど、それは私が寝ていた夜中か、お店の中にいた一瞬のこと。
一日中ずーっと晴れていた日もあったほど、天気にも凄く恵まれてた。



初めてのロンドンの街は、やさしかったな。





店員さんも、街で出逢った人も、笑顔が印象的だった。
店員さんのフランクなノリに、思わず会話がしたくなっちゃう。
27歳と言うと、必ずびっくりされるのはアジア顔だから・・・と思いつつ、もしかしたらおチビだから。。
それでも、「その年に見えないから、学割でいいよ!」ってまさかの提案(☆。☆)



ロンドンの電車は、なんでこの大きさにしちゃったの?ってくらい、小さくて。
日本人よりも背が高いのに、みんな混雑しているときは窮屈そうに乗ってた。




ロンドンの電車では、本を読んでる人が多かったな。
頭のてっぺんからつま先までお洒落してた女の子も、可愛いバックから本を取り出して読んでたりして。
外国でよくある車内での飲食がなかったのは、電車が小さくて隣の人との距離が近いせいかな?



ニューヨークやパリでよく遭遇する、電車内で歌をうたう人や演奏する人も見かけなかった。
なんだか電車内の行儀のよさが、ロンドンって街を表しているようでした。



シャーロックホームズをモチーフにした駅の壁も。




ロンドンの街には、可愛いものがいっぱい散りばめられてて、いちいち私の心を鷲掴みしてくるの。
「ずきゅん」って言葉が一番相応しいくらい、「なんて可愛いの!」って何度心の中で叫んだことか。



この下の写真だってその一つ。
タクシーがこんなレトロな形って・・・・可愛いすぎて反則です(-_☆)



タクシーの後ろに映るレトロな建物は、老舗デパートリバティ。
このリバティで、可愛いカードをいっぱい買っちゃった。
友達の誕生日や、お祝いのとき、何か想いを綴りたいとき・・・色々と思い浮かべながら、沢山のカードを購入しました。
海外にいく時には必ずカードをチェック。日本にはない可愛いカードが沢山あって、友達の顔を思い浮かべながら買う時間が、また楽しくて。
ここリバティ以外でも色んな場所でカードを買って、もはや1年は困らないだろうってくらい買い込みました。






こんなところにピアノが。
大きな駅に、ピアノが置いてありました。
「Play me」だなんてヾ( ´ー`)



通りすがりのお兄ちゃんが、綺麗な音色でピアノを弾き始めたときは、みんな足を止めてみてました。
そのあと、人が変わりながらも、ただ通りかかった人が何かを思い出したかのように、さらっと弾いて、また立ち去る・・・っていう。



なんてカッコイイんだ(☆。☆)
私もピアノが弾けたら・・弾けたら・・・私もさらっと弾いて、そして何事もなかったかのように去りたかった(-_☆)




2012/11/02

一歩近づいて。


ずっと前から知ってたけど、興味なんて全然なかった。


いい噂だって聞かないし、むしろ冷たくて、機嫌もコロコロ変わるし、料理も上手じゃないって。
そんな悪い噂ばっかり。


でも、周りの意見は所詮周りの意見なんだよね。
100人良くないって言っても、自分と合わないとは言えない。



やっぱり自分で実際に接してみないと。もしかしたら実際に接したら凄く大好きかもしれないのに、人の意見に振り回されていたら、そんなチャンスも逃しちゃう。



だからね、人の意見に耳を塞いで、一歩近づいてみたの。
そうしたら良いところたーくさん見つけたよ。やっぱり自分の直感を信じて良かったって思えた。


あんなに距離を置いていたけど・・・今ではもう、あなたが大好きよ。















ねぇ、LONDON。











存在感ばっちりの、ビッグベン。
滞在中、何度行ったことか。



橋を渡りながら、何度も後ろを振り返って。
ビッグベンに「バイバイ」して去ろうとしても、どうしても後ろ髪を引かれて。


街の中には、赤い電話ボックス。
いくら携帯の時代とは言え、例え使うことがなかろうとも、この赤い電話ボックスはもうまるでオブジェのようにロンドンの街を更に可愛くしてくれてた。



はじめての場所。
何を見るにも、どこの道を歩くにもワクワクしちゃう。


今回はひとり旅。
観光名所は最小限抑えつつも、あとは気ままに現地にとけ込みながら歩くのが、私の旅スタイル。


観光名所以上に、私のメモには行きたいカフェがいっぱい書かれてた。
「ロンドンで一番美味しいと言われているコーヒーのお店」
「シナモンロールが絶品のお店」
「レシートまでピンクの可愛いケーキのお店」



一人旅のときは、ガイドブックよりも現地に住む人のブログが私の情報源。
そうすると、「日本人が好むお店」というよりは、「現地の人に人気のあるお店」を知ることが出来る気がするの。
私の行く先々では、観光名所以外の場所で日本人にバッタリ!なんてこと、あまりなかったのも、そのせいかもしれない。




できるだけ、現地に染まりたい。
そしてその地の文化を知れるだけ知りたい。
歩きながら、大都会のロンドン、ニューヨーク、東京、それぞれ何がどう違うのかなぁなんて考えたり。



人間観察もやめられない。
ロンドンにはお洒落な女の子が本当にたーくさん。
可愛い子やお洒落な子がいると、チラ見というより、むしろガン見(☆。☆)



電車に乗っていて思ったのは、みんな爪が可愛いってこと。
ロンドンっ子の爪は、赤や紺などの濃い色が短い爪に綺麗に単色塗りされてるの。
それを見て、ドラッグストアで除光液とマニキュアを購入。
日本ではあまりしない、ロンドンバスを思わせる赤を爪にオン。




ロンドンと言えば・・・・チェック柄!
なんて単純な発想・・・と思いつつも、こっそりスーツケースに忍ばせてきた、唯一持っているチェックのワンピース。



だれの為でもなく、誰かに気付いて欲しいわけでもなく、私だけが気付く自分の為の遊び心。
少し手間をかけたり、リンクさせてみたり、そういう事が凄くすき。
そうすることで、さらにワクワクする。



今回宿泊した宿は、住宅街にある本当に普通の一軒家。
宿探しは、いっつも考えちゃう。
立地をとるのか、値段を取るのか、広さ・綺麗さを取るのか。



ロンドンの宿は基本とっても高いです。
色々と考えて、結局予約したのは、中心地から15分ほど離れるけど、口コミが凄く良いっていうところにしました。



2階建ての一軒家は、全部で6室あって一階と二階にお風呂とトイレがあります。
お部屋もキッチンも廊下も全て綺麗。
そしてテラスまであるっていう、最高の宿でした。



トイレ・バス、キッチンは共同で使うものだけど、私が朝早いのか全然人に会わない(笑)
だから「誰かが入ってるから待たないと」ってことも一度もなく過ごすことが出来ました。



キッチンでご飯作ったりしている人もいたくらい、住んでいるように過ごせる場所。
私も、朝出掛ける前にMacを持ってテラス席でメールをチェックしたり。
住宅街だから観光客もいなくて凄くローカルな場所。
中心地のホテルに滞在していたら味わえない、「住んでいるような感覚」を味わうことができました。



一つ言うならば、到着した土曜日と次の日の日曜日が、宿のある最寄り駅を走るラインが終日全ストップ。中心地に行くまで、バスでの移動を余儀なくされた二日間でした(-_☆)



ロンドンバス、なんて可愛いの!!





2012/10/28

旅のはじまり。


「若いうちは、借金をしてでも旅をしなさい。」



そう言われたのは、私が21歳のときでした。



6年半前の21歳の誕生日に、友達と二人でパリへ旅行。
ツアーではなく自由行動の旅行を選んだ私たちは、世界遺産モンサンミッシェルへの一日観光だけオプションを付けてツアーに参加しました。


そのツアーでの食事のとき、私の隣に座っていた70歳前後のおば様に、冒頭の言葉を言われたのです。「旅をしなさい」と。



借金をして旅行をしたことはないけど、それでも「経験」は本当にプライスレス。
旅行をするたびに、その言葉を思い出します。
そしてお金と時間を割くだけの価値が、旅にはあるということを思い知らされる。



10月13日土曜日の朝、大きなスーツケースを持って、私は一人成田空港にいました。
空港へ行く時間はいつもフライトの3時間前。
午前中の便だって、朝早くたって、空港でゆっくりする時間が欲しい。
これから旅立つ人で溢れかえる空港で、私の心は「日常」から「旅時間」にシフトされます。



今回の行き先はロンドン・・・そしてパリ。
親友がロンドンに2年半滞在していたときは全くロンドンに興味なんてなく、「ロンドンに行くならほかに行きたい」と思っていた私。



それなのに今年になってから、私の中で「ロンドンへ行きたい」といきなり思いたち、行くことに決めました。行き先はヨーロッパ。それならば、大好きなパリだって寄り道したい!と思い、2カ国いくことにしました。





一人旅。
友達との旅行も、家族との旅行ももちろん大好き。
今回は有給や場所の関係で一人旅になったけど、一人旅は学ぶことや何かへの気づきが、誰かと行く旅行の何倍も多い気がします。



飛行機での移動時間、地図を見ながら街を歩く時間、公園で思うままにぼーっとする時間。
人ってね、結局一人にはなれない。
物理的には一人でも、何を見ても、どこにいても、何をしていても、心では誰かを思い出している。



「あの人にも見せたいな」と思ったり、「あの子が好きそうだな」って思ったり。
カメラのシャッターを切るのだって、あとで自分一人の思い出として残したいからじゃない。
帰ったあとに見せたい誰かがいるから。だから私は誰かを想いながらシャッターを切り、景色を目に焼き付けます。



旅行中に出会った人や、見かけた人の優しさに心が温まったり。
結局どこにいたって「ひとり」になんてなれない。



大きな緑たっぷりの公園で、パンとコーヒーを持ちながらベンチに座ってぼーっと空を眺めたり。
そんな時間に、普段東京での生活でかき消されてしまっている自分の心の声が凄くよく聞こえたりする。その瞬間がとても大切。



旅って、人生の縮図のような気さえする。
ハプニングがあったり、道に迷ったり、限られた時間で取捨選択をしたり。



「旅をしなさい」



きっと私はこれからも旅をする。
海を越えて異国の地。それだけが旅なんじゃない。
生まれ育った日本も、もっともっと歩きたい。知り尽くしたい。



私が旅に出るのは、いろんな景色を見たいから。
それを見て感じる自分の心の動きを見たいから。
そして、自分の「常識」を覆したいから。



27年間生きて、同じ場所で同じ文化の中で暮らしていると、「常識」は一つしかないと思いがち。そしてそれが正しいと思い込んでしまいがち。


でも国や文化が違えば、私の常識なんて「非常識」になることだってある。
私が思う「非常識」が、他の文化から見れば「常識」である場合だってある。



日常の中で誰かと接するとき、何かの物事にぶつかったとき、自分からの視点だけで物事を見るのは出来るだけ避けたい。どんな物事にだって360度あるって、私は思ってる。


私からはそう見えていても、相手からは全く逆の面が見えてることだってある。
その事を忘れたくないし、見えている面が違っているなら、そっちの面で見ている人の気持ちも理解したい。そのためにも、自分の視野は広くもっていたい。



旅をすると、知らぬうちに凝り固まっていた自分に気づくときがある。
旅行中は「常識なんて吹っ飛ばしちゃって」ってさえ思う。
たいていの事は、あははって笑って受け入れるから。



今回はシティへの旅。東京と同じ、都会への旅。
それでも・・・、だからこそ、同じ都会でありながら何か違うものを、私なりに感じて学ぶ事が多くありました。



次回のブログから、今回の旅行ロンドン&パリ日記を書きます。
ツイッターやFacebookで更新の知らせをするのかは分かりませんが、もしお付き合い頂ければ、ブログに遊びに来て読んでください☆


LIFE IS A JOURNEY.



2012/10/09

秋の始まりとともに。


夏に後ろ髪ひかれながらも、次第に秋の陽気になってきた今日この頃。



昼間にどんなに暑さを感じても、もう空気も風の冷たさも、そこに夏はなくてすっかり秋の顔になってます。



気付けば10月も一週間が過ぎ、前回の記事から約10日も期間が空いてしまいました。
以前までのブログは、思うままに日々の日記のように綴っていたので、毎日のように更新していたけど、このブログでは色んなことを伝える場所としてのスタンスに変えたのもあって、更新頻度もまちまち。



そして更新が滞った理由のもう一つは、10月よりオルタナSというサイトで、編集部員としてライターをさせて頂くことになりました。その為、9月下旬頃から取材をしては記事を書き、そしてまた取材をする・・・という形で、手探りながらも日々あっちこっち動いたり、パソコンとにらめっこしたりしていました☆



一番最初に書いた記事は、映画「happy-しあわせを探すあなたへ」について。
小さい劇場での公開ながらも、口コミで広がっていったこの映画をより多くの方に観てもらいたい!と思い、自主上映会に参加させてもらった後に記事を書き、オルタナSに私自身初の記事として掲載されました。



その記事は、Yahoo!ニュースにも掲載されました。
これをきっかけに少しでも多くの方に映画を観てもらえれば、凄く嬉しいです。



そして昨日掲載された記事はコチラ



発信することの楽しさを実感しています。
そしてそれと共に大きな責任も同じくらい感じています。



私が書いているのは文字だけど、でもそこには必ず人の存在がある。
人と人とを繋ぐためにあるのが、私の文章です。



記事を書くにあたって取材した人、そしてそれを読んでくださる人。
記事の題材も取材もすべて、私が決めます。
なので何を記事にするのか、そして取材した中でどこの部分を文章にするのかで、伝わるものは大きく変わってきます。



「わたしの文章を読んで欲しい」というのではなく、取材した人の伝えたいことを少しでも多くの方に読んでもらいたい。そう思っています。



取材で使ったボイスレコーダーを何度も巻き戻しながら聞いて、文章にしてみるものの、字数という制限に苦しめられ(笑)、その中から取捨選択をしつつ、また文章を書く。



興味のある題材でも、ライティングによっては途中で読むのを止めてしまう人もいる。
そうなって欲しくない為に、何度も何度も読み返してみます。




私は書く才能があるわけでも、何か特別な教えを受けたわけでもないけれど、それでも「伝えたい」という想いを大切にして、私が出来る最大限の事は惜しみなくやっていきたい。
寝不足になろうとも、それが苦に感じないのは、やっぱり発信すること、書くことが好きだからなんだなって改めて実感しました。



一つの記事で、誰かの行動を変える事が出来ることだってある。
昨日知らなかった事を今日の自分が発見することだってある。
そんなお手伝いが出来ることが、すごく嬉しいです。



今はフルタイムで仕事をしつつ、平日の夜に取材して週末記事を書いたり。
そんな毎日を送っていますが、すごく楽しいです。



普段会えない方と取材を通して会うことが出来たり、色んな話を聞けたり。
でも一番は、誰かの役に立てたり出来ることが嬉しい。



まだまだ始まったばかり。
これから自分の色を出しつつ、少しでも多くの方に何かをシェア出来る文章を書いていこうと思います。



よろしくお願いします。



そしてこの個人ブログも、ふつーのありのままの私の発信場所として、これからも続けていきます☆


2012/09/29

15年越しに。


思いがけない嬉しい事がありました。


私の手元に、40通の手紙があります。
その宛名は、私の友達宛て。そして差出人は・・・わたし。


先日、5年以上振りに中学からの友達に会ってきました。
気付けば、5年。


地元の駅で待ち合わせして再会してみると、5年振りとは思わせないどころか、中学の時のノリに一瞬で戻るから不思議。


しばらく会っていなかった同級生と、ひょんな事がきっかけで大人になってからまた会うようになるケースがたまにありますが、その度に思うのは、どんなに時間が経ってしまっても子供の頃に長い時間過ごした同級生とは、まるで昨日会ったかのような空気感でいられる・・・ってこと。


それが凄く心地良い。


会わない期間、お互い色々な事があって、確実にどこか成長したり変わっていたりするものの、何の違和感もなく一緒に笑い合えるのは、同級生ならではなのかな。
再会を果たした彼女とは、近況報告し合いながらも、ところどころ中学の時の話になったりして。
私から見る中学の時の記憶と、彼女から見る中学の時の記憶が交わるのが、すごく楽しくて。



思い出話に盛り上がる最中、彼女から手紙について聞かされました。
私が中学時代、彼女に宛てた40通の手紙。
それを今も大切にとっておいてくれてると。


彼女と出逢ったのが中学一年の時。
今から15年前のことです。


過去の記憶って、起こった出来事については鮮明に覚えていても、その頃の日常の中で感じていた想いはうっすらしか覚えていないもの。今日ふいによぎった想いも、一週間後には自分ですら忘れてしまっていたりするものです。


でもそれが文字となって残っているとなると、話は別。
いくら自分が覚えていなくとも、15年前に書いた私の文字が全てを教えてくれる。



そこには「こんな事想ってた!」って思い出せるものもあれば、「本当に私が書いたの?」と思ってしまうようなものもあったり。



手紙を書くのが好きなのは昔から。そんな事も忘れていました。
メールやSNSでのやりとりが当たり前になった今も、私は時々ペンをとり手紙を書きます。
電車の中やちょっとした空き時間に片手で打ち、相手へ送信出来るメールの便利さに頼らず、きちんと想いを伝える為だけの時間をとり、カフェで一枚の便せんに向かい合って一つひとつの言葉を選びながら文字にする。



そんな時間が私にはとても大切。




中学生と言えば、ルーズリーフなどに書いて、流行りの折り方をして休み時間に渡す・・・っていうのが主流だと思っていたけど、私が友達に送った手紙は全て封筒に入ってちゃんとしたもので、それにもびっくり。



「形から入る」っていうのは、昔から変わっていないようですヾ( ´ー`)




中学時代、彼女に宛てた40通の手紙。
「是非読んでみて」って会った次の日、渡しに来てくれました。
まだ全ては読めずにいますが、それでも一枚一枚、中学生なりの人生論を語っている13歳のわたしが、そこにはいました。




恋について。友達について。
日記の様に出来事を綴るというよりは、自分の考えや想いが手紙には書かれていました。



あのときは真剣に頭を抱えて悩んだ事も、今ではすっかり忘れてしまってる。
きっと悩みってそんなもの。
人生規模で悩んでも、時間が経てばそれすらも色褪せてしまっていたりするもの。




15年前の私との再会。
すっかり変わった部分もあれば、芯の部分は案外変わっていない部分もあったりで。
15年経って私の手元に戻ってきた手紙は、忘れていた中学生の自分を思い出させてくれました。
それは思わず笑ってしまうくらい真っ直ぐでもあり、真っ直ぐな故に切なくもあり。




15年間も私の手紙を持っていてくれた友達に、本当に感謝。
忘れたくない事さえも、忘れつつある事に気づかせてくれました。
どんなに忘れたいと思う想いだって、いつかは忘れたくなくても自然と忘れてしまう事だってある。



手紙は読み終えたら、友達へまた返します。
その時は、大人になった私から彼女へ、一通の手紙を添えて・・・。


2012/09/18

COACH×ELLEgirl


仕事終わりの夕方6時。
OLファッションから、パーティ用の服に着替えて表参道へ。


表参道。
大好きな街。
忙しくもなく、緑もあって、どこか大人な雰囲気を感じさせる街。



渋谷に憧れた高校生を卒業したあと、背伸びをするように表参道に憧れた。
この日、道に間違えてたまたま階段を上った歩道橋。
そこから見る表参道の景色に、すっかり大人になり表参道が憧れではなくフラッと行く場所となった私は、表参道に憧れていた頃を思い出し、思わずシャッターを押しました。




そんな表参道で先週水曜日に開かれた、ブランドCOACHと雑誌ELLEgirlのパーティーに、出席してきました。
COACHの新作、レガシー。




著名人とのコラボしたレガシーシリーズもあり、個性溢れる作品になってました。
普通のレガシーは、とてもシンプルで、どんな装いにでも合わせられるようなデザイン。
それでいて、カラーバリエーションは凄くカラフルで、秋でシックに決めた服にアクセントとして活躍しそう。



19時半から始まったこのパーティ。
1人友達を誘って良いとのことだったので、友達と二人で出席してきました。



会場にいた女の子たちは、みんなお洒落で可愛い子たちばかり!!
思わず見とれちゃいました(・∀・)



パーティーで出された白ワインが、本当に凄く美味しくて。
DJが音楽を流して、その中でワインを片手に友達と談笑したり。
凄く素敵な時間でした。




素敵な時間を過ごしたあとは、余韻に浸りながら夜の表参道をぷらり。
246COMMONへ行きました。
夜に行くのは初めて。
平日の夜だというのに、沢山の人が夜風にあたりながらワイワイしていました。



空いていた席を見つけて、カフェラテを飲みながらのんびり。
次の日が仕事でも、ちょっと時間を忘れて表参道での時間を存分に味わうことができました。



OLファッションからパーティ用の服に着替えて、靴まで履きかえる。
やっぱり楽しむなら、「とことん派」。
その方が時間の長さは同じでも、過ごす時間の楽しさは大きく変わるはず。



素敵な夜には、素敵な服と靴、そして素敵なバックを。




2012/09/04

夏の終わりに。


夏の終わりが近づいてきました。


毎年感じる、夏の短さ。
夏の始まりにドキドキ感いっぱいで、わくわくしたかと思ったら、もう夏の終わりの切なさを感じ始めてる。



あれだけ行きたいと願ったひまわり畑も、行く日にちを決めた時には既に満開の時期は終わっていました( °д°)



あまり夏らしい事が出来ずにいた中で、2年ぶりに浴衣を着れた事は本当に嬉しくて。
美容院で「さりげなく」とお願いした浴衣に合わせた髪型も、全然さり気なくなんかなくて、むしろ張り切り娘になっていました( ̄▽+ ̄*)


四季のある日本。
四季のある国は他にもあるけれど、その四季折々の風情を感じながらの楽しみ方を知っているのは、日本人ならでは。


夏には、風鈴や蝉の鳴き声に夏を感じ、かき氷を頬張りながら海を眺める。
暑くて溶けそうでも、すぐに終わってしまう夏を想うと、その暑ささえも楽しみたくなってしまう。


そんな暑い夏も終わりへと近づき、秋の足音が少しずつ聞こえ始めています。



大好きな秋。
四季の中で一番好きな季節。
趣がある雰囲気がとにかく好き。一枚でしか装えない夏とは違って、お洒落心にも火が点く秋の装い。



そんな秋・冬の装いにわくわくし始めた最近、Labylinthの展示会へ行ってきました。



まだ暑さが残る中で、コートやブーツをたっぷり見てきました。
やっぱり秋・冬服は可愛い(・∀・)



もう秋が来る事も、ブーツを履ける事も、コートに身を包む事も、全部が楽しみ。





展示会では、可愛いワンピースに目が奪われてしまいました。
ワンピースが大好きで、もうワンピース協会でも作ってしまおうかってくらい、大好きです(☆。☆)




可愛い服を見ると、可愛いインテリアを見ると、それだけでテンションが上がる。
女子は単純なものです。




夏が終わるのは寂しいけど、秋がくるのはすごく楽しみ。


栗ごはんも食べたい!
涼しくなったらお出かけしたい場所もいっぱい。



紅葉の時期に鎌倉を散策したいし、なんなら秋の京都だって行きたい。
ハロウィンが終わったら、一気にクリスマスモード。
今年の冬こそは、屋外スケートで遊びたいな('-^*)/



真冬の寒さに凍えているときには、今の夏の暑さが恋しくなる。
2012年の夏は、どんな思い出が作れましたか?



私にとっての2012年の夏は、とにかく人との出逢いを経て刺激をたっぷり貰ったアツい夏でした。
一日一日が充実していて、どの日だって無駄なんてなかった!って思えるくらい。



「夏の終わり~。
夏の終わりには
ただあなたに会いたくなるの~♪」 by 森山直太郎



夏の終わりについ、口ずさんじゃう曲。


会いたい人に、会えていますか?



秋の季節には、どんな出会いがあって、何を思うだろう。
どこへ行って、どんな景色を見て、どんな気づきがあるだろう。


今から楽しみです。



Good bye Summer :)



また来年、その暑さを楽しみにしています。
お手柔らかにね(☆。☆)

2012/08/23

感謝。


昔から、「特技」という言葉に困惑していたわたし。


「特技ってなに?」と聞かれれば、首をかしげ、頭が???となる。
プロフィール欄に「特技」を書く項目があれば、書いていた手が止まる。


日本人特有の謙遜でも何でもなく、自分にとっての「得意なこと」が本当に分からなかった。
そして私はずっとそれが欲しかった。「得意なこと」。
人に誇れるなにか。
でも、どんなにどんなに考えてみても、思い当たらない。
全て月並み。悪い時なんて月並み以下(→o←)ゞ



ネガティブに言ってるわけではなく、事実そうだった。
この前、たまたま母親が私の小学生の時の通信簿を見つけて、渡してきました。
それを見てびっくり。
先生からのコメントは二人笑って読んでいたものの、それぞれの科目の成績は・・・なんと「オールB」。
可もなく不可もなく。
学期や学年によっては、一つ二つの科目でAを取っていたものの、それ以外は面白いくらいBが並んでいました。



「面白みのない成績だね」なんて言うお母さん。
成績に面白さ求められても!!って思いつつも、これぞまさしく「THE わたし」。



まぁ小学生の時の成績だからこんな呑気に、しかも大々的に暴露していますが(-_☆)


「得意」と言える事が何一つとして見つからないまま大人になりました。
それがコンプレックスでもあり、原動力でもありました。


そもそも、「得意なこと」というものは、自分一人ではなかなか見つけにくいものなのかもしれません。
大人になってから知った「早起きが得意」ってことも、周りの子にとって毎朝5時半に起きる事は難しいという事を知ってから。



タイピングが早いのも、私がタイプを打っているのを見た友達が「早すぎる!!」って驚いたから。



ずば抜けた才能があったり、競い合って優勝したり、そういうものがあれば分かりやすいものも、そこまではいかない日常生活のちょっとした「得意なこと」というのは、人に言われて初めて「あ、そうなんだ」と思えるような気がします。
自分にとってはそれが「当たり前」の事でも、人から見たら「周りとは違う」という事だってある。



私は今年に入って転職を決意したあと、ずーっとモヤモヤが取れませんでした。
「このまま企業に転職して良いのか?」何故かずっと引っかかりが取れずにいて、沢山考えた結果「このままだとなりたい自分にはなれない!」と気付き、転職をやめました。



その時思った「なりたい自分」が何だったのかはよく分からないけど、私は「今転職するのは違う!」という直感だけで答えを出し、その直後に良いタイミングで自由大学 との出逢いがあり、受講を決意。
そこでの講師の方達からの教えは勿論ですが、一緒に受講していた方達との出逢いが私にとってとても大きく、刺激をたっぷり頂きました。



私の強みって何だろう。
何が出来るんだろう。
何がしたいんだろう。
もはや短大の時の就活時のように、人生規模で模索をしていました。
ですがその頃と違っていたのは、机上で考えるのではなく、とにかく動いたこと。



この数ヶ月、私はとにかく外に出て行きました。
自由大学で知り合った方がワークショップを開けば参加をし、気になる方のトークイベントやセミナーがあれば出席をする。
「私はどこへ向かっているのだ?」と疑問に思う事もありましたが、それでも動いたり、何かに触れる事で、また新たな気付きを得たかったんだと思います。




「考えてから動く」のではなく、「動きながら考える」。
今までの私は「準備が整ってから。」「それなりに形になってから。」「ちゃんと力が発揮出来そうでなければ、手は挙げない。」でした。



自由大学への入学もそうでしたが、「背伸び」って凄く大切だなと。
自分が手を伸ばして簡単に届く範囲ばかりで動いていたら、きっと人は成長しない。
少し背伸びをして届く場所、時にはジャンプをしないと届かない場所へ手を伸ばしてみる事は、自分の可能性を広げるにはとても必要な事なのだなと実感しました。



なのでこの数ヶ月、「居心地の悪い場所」にも行きました。
「居心地の悪い場所」とは、劣等感を感じる場所、場違いだと思われるような場所。劣等感を感じて落ち込んだりはなかったですが、「うわー私何もない!」って思わされる場所に、沢山行きました。



でもそのぐらいが成長するには良いのかもしれません。
自分とは何か違うものを持っている人たち、既に色んなモノを形にしていっている人たち。
その方達と出逢い、話を聞き、見えてくるものがある。



「動きながら考える」を繰り返し、時にはもぐらのように一人でひたすら模索をした事もあったけれど、ようやく見えてきたものがありました。
それは私はやっぱり「書くことが好き」というもの。
ブログを7年間続けて来られたのも、純粋に書くことが好きだったから。



「特技」がなかった私が、一つだけ周りにずっと言われていた事がありました。
それは「文章が良い」ということ。



言葉や文章については、10代の時から褒められる事が多く、最初に「清香語録の本があったら、読みたい。いつか出してみたら??」って言ってくれたのは、高校の先生でした。



だけど私は、自分の文章が特別優れているとは思えないし、それを形にするだなんて事も考えていませんでした。
ですが数ヶ月動きながら考えた結果、私の中に残った欲は「書きたい」という純粋な想いでした。
未だに自分の文章がどの程度なのかは分かりませんが、それでも私には「想い」があります。
伝えたい「想い」がある。
特別な情報が得られる何かはないかもしれないけれど、読んでくれた方の心が少しでも温かくなるような、そして何か気付きのヒントになれたら・・・という想いを込めて、このブログも書いています。
万人受けの為の文章ではなく、伝えたい相手へのメッセージとして、一人一人の顔を思い浮かべながら文章を綴っています。




ようやく、その「書きたい」という想いと向き合う覚悟が出来ました。
「発信する側でいたい」という想いがあった10代の頃。
その欲を叶える努力もせずに、放置していた時期があっての、いま。



それが今、一つの形になりそうです。



今月半ば、あるWeb媒体の専属ライターの募集がありました。
「場違い」に慣れつつあった私は、経験も何もないのにダメもとで応募。
自己PRや志望動機、そしてブログのURLを付けてメールを送りました。
担当者から返信があり、昨日その編集部にお邪魔してきました。
30分~1時間の予定が1時間半たっぷり話し、専属ライターとして使って頂く事になりました。



これは今の段階では無給なので「仕事」ではありません。
でも、書くことに関して何の経験もなく、特化した知識があるわけでもないので、むしろ沢山勉強させてもらえる事に感謝しています。
週に1度記事を書き、それがサイトに載ります。そのサイトでは私のページも設けてもらえるとの事。
また記事を編集者の方が添削をして下さいます。
そして編集部としての私の名刺を作って頂けるので、インタビューしたい著名人の方にアポを取って、記事を書く事も出来ます。
サイトリニューアルに伴って、私以外にも同じライターの方があと5人ほどいます。
その方達と、月に1度の編集会議を開き、各々の案を出しあい、またそれぞれのカラーを出していく事になります。
今はもう既にそのサイトに沢山のファンの方がいらっしゃいますが、リニューアルし一緒に仲間とサイトを作り上げていく取り組みに、多少の不安もありますが、それ以上にドキドキ感がいっぱいです。



一緒にやっていく仲間は若くて、みんなそれぞれ既に何か形にしていっている方たちばかり。
まだお会いしていないのですが、昨日編集部でその方達の話を聞き、私はのけぞっておりました(-_☆)
「ナゼ ワタシガ ココニ???」って思ってしまうようなメンバーが揃っています。
「場違いか?」と思ってしまうような状況ですが、出せる力は全て出していきたいと思います。


このサイトでは私がお会いしたかった方達が、次々とインタビューされて記事になっていたので、このサイトは以前から知っていましたし、そのサイトに関われることがすごく嬉しいです。



昨日は、過去に私の言葉や文章を好きだと言ってくれたみんなの言葉を、沢山思い出していました。



「清香から出る言葉に出逢える事が、すごくラッキー」と言ってくれた友達。
「物事への思い入れ方が好き」と言ってくれた子。
「ノート取らせて!」と私の言葉をノートに記録してくれた子。
「文章を書くセンスは絶対にある!」って何度も言ってくれた子。
「本書きなよ」と会う度に言ってくれた子。




みんなの言葉がなければ、私は自分の「書きたい」という想いにすら気付けなかったです。
みんながいたからこそ、みんなの言葉があったからこそ、私は自分の「出来ること」を信じてみようと思えました。
本当に本当にありがとう。



ずっと抱いていた夢の一つ「発信していくこと」が、一つ形になりそうな今。
無給でもなんでも、一つの媒体で自分が書いた記事が載るという事が、今から楽しみです。
書く題材としては、環境問題や社会問題を身近なテーマから切り込んでいくというもの。と言っても、そんな堅苦しい文章ではないです。
それ以外にも、新しい働き方や、色んな方面で活躍されている方へのインタビューなど。そういった内容の記事になります。
まだまだ私も勉強不足。10月に始動する予定なので、少しでも読んで下さった方の「考える」きっかけになる記事を書いていきたいと思っています。



また、今回のそのWeb媒体は、実際に形になって軌道にのってからお知らせいたします。



こういった経験を積むチャンスを下さったこと、そしてみんなが伝えてくれた言葉に、心から感謝します。
「何もない」と思っていた自分が、27歳にして「やりたいこと」と向き合う覚悟ができました。



気づかせてくれてありがとう。
伝えてくれてありがとう。
みんなと握手してまわりたいくらいです(☆。☆)



やっとスタートラインに立てたばかり。
この先どんな形に変化していくのか全くわかりませんが、背伸びしながら、時にはジャンプしながら、自分の可能性を広げていきたいと思います。



何度も言っちゃいますが・・・本当にありがとう。



「ありがとう」以上の感謝を伝える言葉が欲しいくらいです。
私も今これを読んでいるあなたの為に、何か少しでも力になれる、そんな人でありたいです。
あなたの「その時」のためにも、いつでも手を差し伸べられる自分でいたい。



「その時」はいつだっていい。
夢をかなえるとき。前に進みたいとき。悩んで苦しいとき。泣きたいとき。一緒に笑いたいとき。
何でもいい。
少しでも役に立てたら、すごく嬉しいです。



本当は形になってから伝えようかとも思ったのだけど、たとえこの先どんな形になったとしても、自分の今の想いを伝えたいと思い、言葉にしました。



長い文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございましたヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ


2012/08/15

空に魅せられて。


結局、全てはシンプルだった。


空と向き合ったあとは、いつもそんな気持ちになる。


昔から空が大好きだった。
一度だって同じ表情を見せない空に、時に心が洗われるくらい感動させられたり、そうかと思えば、宇宙戦争でも始まるんじゃないかと思わせるくらい厚い黒い雲に覆われてしまったり。



毎日出掛ける時に見上げる空。
仕事で外出したときに見上げる空。
帰りに電車の中から見る空。
寝る前に窓を開けて見上げる空。


いつ見上げても、その時にしか見えない空がある。
だけどどんな時でも、見上げれば必ずそこには空がある。



10代のときは、都会のネオンや街ゆく人を見ると、何だか落ち着いた。
光の数だけ、人の数だけ人生があるんだって思う事で、安心できた。
今では、自然を前に自分と向き合う事で、心が落ち着く。
10代のときは、色々と抱える多感な時期というのもあって、真っ向から自分自身と向き合うのが怖かったのかもしれない。



私の家のベランダには横になれるベンチが置いてあって、この前の週末に久しぶりに仰向けになって空と向き合ってみました。
そうすると私の視界は一面空だけに。



一度空と向き合うと、なかなか目を反らすことができない。
気づくと夕日に染まっていたはずの空が、すっかり暗くなって星が見え始めていました。
空をずっと見ていたら、何だか泣けてきた。
それは悲しさや苦しさからくるものではなくて、何だか凄く温かい気持ちになれたから。
こんな空を見る時間を持てた事、そしてそれによって自分自身と向き合えて、色んな気づきを持てたこと。



高城剛さんが「アイディアと移動距離は比例する」と言っていますが、それに似せて言うならば、「空と向き合う時間と気付きの数は比例する」と私は思います。



空と向き合って、難しい事なんてあれこれ考えられない。
どんなに頭や心が散らかった状態であっても、空とたっぷり目を合わせてしまえば、もう浮かんでくるのは本当にシンプルなことだけ。
単純な一つの言葉しか、私には出てこなかった。
その一つだけで、私の心は満たされていっぱいになりました。



たまたま星が多く出ていた日、きっと肉眼では見えなくても流れ星が流れているんだろうなぁって思うような空。
もし今流れ星が見れたら、わたしはその星に何を願うだろう。
そんな事を考えてみたけれど、やっぱり・・・答えは単純だった。
普段、叶えたいこと、手に入れたい居場所や理想、あげたらきっといっぱい出てくるであろう欲も、空と向き合って出てきたものは、何の迷いもないたった一つだけでした。




答えは本当にシンプルだった。
自分の中にある、大切で守りたいものや想いに、改めて気付けた時間でした。





一日24時間。365日。
同じ日なんて一日たりともなくて、今日元気でも明日は分からない。今日嫌な事あっても明日の今頃は飛び跳ねるくらい素敵な出来事があるかもしれない。
そんな毎日の中で、嬉しいこともあれば嫌なことだってある。
自分一人じゃ解決できない欲や迷い、悩みだってある。



そんなとき、空と向き合ってみてはいかがでしょうか。
それは空じゃなくて海でも緑でも良いと思う。もしかしたら人によっては、10代の私がそうであったように、街ゆく人かもしれない。
普段色んなものを抱えている自分を、言葉も出てこないほどにシンプルな感情にさせてくれる何かと向き合う時間。
私にとってのそれは、まさに空との時間でした。



空の美しさにいつも魅了されている私は、空の写真も沢山撮ります。
やっぱり綺麗な空を見ると、みんなとシェアしたくなる☆
似たような空だって、同じ一日がないように、同じ空だって一度だってない。



夏の空。冬の空。
季節が違えば、同じ時間でも空の表情は大きく変わる。
家にいても、外にいても、やっぱり私は何度も空を見たくなる。
朝が好きで早起きする理由の一つも、やっぱり空。
朝にしか見れない空の表情、景色があるから。



足を止めないと見えない景色がある。
人生も同じですよね。
是非、足を止めて空を見てみてください。
きっと、素敵な景色に出会えるはずです(*^ー^)ノ


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