2013/01/14

歴史に魅せられて。


「勉強しなさい」と言われると、たちまち勉強したくなっていた反抗期な中学・高校時代。



そして、ぱったり「勉強しなさい」と言われなくなった短大時代は、がむしゃらに勉強するように。
今では、何かを学んで習得することが、好きでさえあるから不思議。



歴史も苦手科目の一つでした。
誰かの誕生日や電話番号など、数字を記憶することが人よりも得意なはずなのに、年号はどうしても覚えられなかった。
映画が大好きで、映画のタイトルやハリウッドスターの名前はいーっぱい記憶されているのに、歴史上の人物は日本名なのに覚えることが出来ませんでした。



もはや、拒否反応か(-_☆)



そんな私も大人になったいまは、むしろその歴史に興味が沸き、「もっと知りたい!」って欲に駆られています。



そもそも考えてみれば、歴史は私が好きになってもおかしくない分野だったはず。
一つひとつの物や景色にも、必ず人との繋がりがあって、受け継がれてきた背景を思い描くのが好きなわたし。
そして大切な人のご先祖様や、遠い昔生きたであろう誰かの人生に想いを馳せることも、私の中に染みこんでいること。



普段通っている道が、何百年前はどんな姿だったんだろう・・・とか。
私のお祖母ちゃん、そしてそのまたお祖母ちゃんの生きた証が、今の自分でもあるんだなと思ったり。
テレビとかでたまに見る昔々の写真では、そこに写っている人たちはどんな人生で、どんな事を想い生きていたんだろう・・・と思いを巡らせてみたり。



「いい国(1192)つくろう、鎌倉幕府」
なんていう語呂合わせを覚えるのに四苦八苦していたあの頃には、歴史そのものの面白さに気付けなかったです(ノ_-。)



今は、歴史小説を読んでみたり、ドラマを見てみたり。
歴史に忠実ではないものもあるので、NHKやBSで放送している歴史番組を見たりするくらい、昔の人が歩んできた道を知りたくてたまりません。



まだまだ知識も乏しくて、知らないことだらけだけど、学生の頃のようにテストがあるわけでもない。
私のペースで、知りたい事を知りたい様に、そして好きな方法で学んでいきたいなと思います。



歴史を知るようになったら、日本で行きたい場所がどんどん増えてきました。
例えば京都だって、あの情緒ある街を、歴史を知って歩くのと、何も知らないで歩くのとでは、楽しみ方も大きく変わってくるはず。



遠い遠い過去。
教科書に出てくる有名な人だけでなく、名前も知らない誰かであっても、その時代を生きて、泣いたり笑ったり怒ったりしながら懸命に生き、繋いだ命があるんだなって。
そう想うと、日本という国、そして「生きる」ということそのものが、とても愛おしくも感じられる。



私たちが生きている今も、いつの日かの歴史になる。
私が歴史を楽しみ、江戸時代に興味を持ったように、200年後の誰かが、今のこの平成という時代を「面白い」と思って見てくれる人がいるのかな。



私が歴史に興味を持ったきっかけとなった小説。
それは「小説 上杉鷹山」童門冬二・著。
歴史に興味がなくても、小説としても十分楽しめます。
また、上杉鷹山は、あのケネディ元大統領が来日した際、「最も尊敬する日本人は?」という問いに、「上杉鷹山」と答えたことでも有名。



歴史を知るためだけでなく、ビジネス書としても度々紹介されるくらい、米沢藩の藩主として生きた上杉鷹山から学ぶことは沢山あります。



大人になって歴史が好きになる。
「すきなこと」が増えるのは、とても幸せなことですね。



日本で日本人として生まれたのだから、やっぱりとことん日本を味わい尽くしたい。



写真は、週末訪れた箱根で撮った一枚。
きっとこの自然の景色は、ずっとずっと変わらずにここにあって、遠い遠い過去の誰かの心をも打った景色なんだろうなと思うと、また感慨深いです。



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