2013/09/10

7年という歳月。

Place: Tokyo, Japan
マレーシア旅行記の途中ですが・・・、
2020年のオリンピック・パラリンピック、東京に決まりましたね!!!



日曜日の朝、少し早めに起きてみるとテレビでは歓喜の瞬間の映像が何度も流れていました。
そして少し落ち着いたころ、招致メンバーが行ったプレゼンテーションを見ることができました。



朝から夜まで、そして次の日になっても流れるこのプレゼンの映像。
それなのに、何度だってテレビに釘付けになってしまいました。



東京オリンピックに決まったのは、招致メンバーの方々がそれを勝ち取る為に努力に努力を重ねてきた結果。背景に沢山の努力があったんだなと思うと、本当に感動。プレゼンの内容、話し方、ジェスチャーを交えて行うプレゼンに、心を打たれた方も多くいたと思います。



生きている間に東京オリンピックが見たい!と強く思っていたわけではないけれど、こうして決まり、そして招致メンバーの方たちの歓喜の様子を見て、その明るいニュースにすごく嬉しくなりました。


決まる前から、福島の問題を理由にネット上では反対意見も多く見られました。
そしてIOCの懸念も、この福島問題でした。



安部総理が、「問題はない」とハッキリと伝えたこと。
これに対して、疑問に思った方や反論したい方も多くいたと思います。



IOCの方たちがこの安部総理の発言を信じた結果東京に決まったのか、それは分かりません。
ただ、もしかしたら一つのチャンスをくれたのかなと。
現時点の福島ではなく、7年後の福島そして東京に期待してくれたのかなと。



東京に決まった以上、日本政府は福島の問題を本当の意味で「大丈夫です」と言えるようにしなければなりません。
オリンピックが決まったのだから、世界中が7年後の東京そして福島に注目しています。



福島だけでなく、東京もこの7年で色々なことが変化するはず。
そのスピードは、通常の7年とは大きく違うものです。



近いようで遠い7年。
遠いようで近い7年。



日本という国、そして東京という街が大きく変わるであろう、この7年。


変わるのは、私たちも同じ。


大人になると「7年なんてあっという間ね」だなんて思ってしまいますが、7年前を振り返ってみると、この7年間で本当に色んなことがありました。



オリンピックが決まった日曜日は、日本中のあちこちで7年後の自分を想像した人がいたんじゃないかな。



未来に続く道で、真っさらな状態で何もないと、「5年以内に」「10年以内に」という目標を立てようにも、いまいちピンと来なかったりします。
だけど、その道の先に旗が立っていたらどうでしょう。
7年後という、近くもあり遠くもあるその先に、一つの旗が立ちました。
人生規模で考えれば、それはゴールではなく、一つの通過点にすぎません。



けれど、この7年という絶妙な期間。
7年後の自分を想像してみると、何だかワクワクします。


「どこで何をしているんだろう。誰の隣にいるんだろう。」



そんな事を考えました。




7年前はまだ21歳だったわたし。
銀行員として働いていました。
カナダへ一年間行くことも、想像すらしていなかった頃です。



その後の7年間で、海外に住んだり、仕事の環境が変わったり、多くの方との出逢いもあり、恋愛でも出逢いと別れがありました。



そしてこれからの7年。
7年後、私は35歳です。



7年もあれば、英語だけでなくもう一つの言語を完璧に習得することだって可能な年月。
7年もあれば、子どもを一人のみならず二人、三人出産することだって可能。
7年もあれば、今から職を変えても、新たな分野でそれなりにキャリアを付けることも可能。



7年前、彼氏がいなかった友人が、今では結婚し3児の母だったりするんです。



今年来年で子どもを産んだとしたら、7年後はちょうど小学生。
大人になっても記憶が残っている年齢です。
そうすると、子どもにも「東京オリンピック」を見せてあげることができちゃいます。



2020年の東京オリンピックは56年ぶりという短いスパンで再度開催されることになります。
でも、2024年の開催を狙うのでは?と言われているフランス・パリは、それでも100年ぶり。



私たちの親世代は、生きている間に二度東京オリンピックを経験しますが、私たちにとってはこれが最初で最後だろうと思います。かなり長生きすれば分かりませんが(笑)



反対意見なども、色々と思うことがある方もいるかと思います。


それでも、この東京オリンピックに一つの希望を持った人も沢山いたはず。
「7年後には・・・」と、自分の未来を明るく描いた方も多くいたはずです。



時は平等に流れます。
7年という歳月は、平等に流れ、やってきます。



東京オリンピックが開催される頃、あなたはどこで何をしていたいですか?
7年後、どんな人になっていたいですか?
そしてその東京オリンピックを、誰の隣で見ていたいですか???



7年後、世界中の人が東京にやってきます。
世界中の人に「日本凄い」って思ってもらうためではなく、まずは日本人である私たちが日本を誇れるようになっていたい。そんな日本が、そこにあってほしい。
インフラの整備などは個人ではどうすることもできなくとも、国民一人一人の言動は私たち自身のもの。
私たちにもできることはあるし、落選した他の国も「東京オリンピックが人生の中で素晴らしい経験だった」と思ってもらえるものにできたら、すごく嬉しいですよね。



東京という街、日本という国、そして日本人を好きになってもらえたら、それは未来の子ども達へ渡せる素敵なバトンになると思います。



今全く英語が話せない人でも、7年もあればペラッペラになることだって可能。
オリンピックがあるからではなく、オリンピックのためではなく、7年後の自分をより輝かせるために、この7年間やれることが沢山あるんではないかなと思います。
7年後のオリンピックで、みんなきっと心の中で確認するのかもしれませんね。


「7年前の自分が描いた自分に、なれているだろうか」と。



一方で心配なのは、自然災害。
多くの方が抱いた希望の芽を、災害で摘み取られてしまうことがないことを、ただただ祈るばかりです。



東京全土でWiFi可能になるんじゃない??
という話も出ていますが、7年後です。
もはやWiFiというものすらなくなっていてもおかしくない歳月です。


スマホの普及率だって、この数年で大きく変化しました。


「そういえばスマホ使ってたよね」という会話が7年後に聞けるかもしれません。


一番期待するのは、この大都会東京でバリアフリー化が進むであろうこと。
どの程度改善されるかは分かりませんが、車椅子の方やどんな方でも暮らしやすい街・過ごしやすい街に近づけたら、すごく嬉しいです。




7年後、35歳のわたしは、どこで何をしているんだろう。
誰の隣でオリンピックを見ているんだろう。



一つ言えることは、「7年後」というのも、今日と明日の延長線上にあるということ。
いきなり何かが変わるわけでもなければ、突然7年後がやってくるわけでもありません。



今日の自分が何をしたのか。
明日の自分が何を選択するのか。



その積み重ねが、7年後の自分を作っていく。

そう考えると、7年後は遠いですがとても身近に感じますね。



2020年東京オリンピック。



7年後、東京で世界中の方の笑顔が見られますように。
そのことを願っています。






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